キャンディ 街歩き

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スリランカの古都 キャンディ
ペラヘラ祭りで有名なキャンディだが、古都としても趣のある街である。また、世界遺産のシーギリア、ポロンナルワ、アヌラダブラや、高原のヌワラエリアへも近いので、観光の要所としても興味深い。

 

 

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トゥクトゥクドライバーとの接し方
町につけば、トゥクトゥクドライバーが声をかけて来る。キャンディではメータータクシーがないので、バスに乗るか、トゥクトゥクに乗るかのどちらかになる。
多くのトゥクトゥクドライバーは、地元の人より観光客を乗せたがる。それは、観光客をショッピングに連れて行き、コミッションを期待できるからである。行くところは決まって、宝石屋、木彫りの店、お茶屋、みやげ物店など。
トゥクトゥクに乗ると、必ず見せたがるのは、日本人のお客が書いたと言うノート。ほとんどが良いように書いているが、中には「ほどほどにした方が良い」とか書いている。彼らは悪い人ではないのであるが、余りにも自分の都合で宝石店などへ連れて行き勝ち。たまに家に招いてくれることもあるが、それも計算づく。信用を得るためだ。大概、目的があってのことなので、余り信用し過ぎず、距離を持って接する方が良い。その場の雰囲気に流され、不要なものを買わされたり、高めの買物をしたりすることがある。 

 

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宝石店が多いスリランカでは注意
このドライバーは、私の方から「宿を探しているので、どこか教えてくれないか」と近づいた。すると、喜んで4~5軒案内してくれ、最終的に1軒のゲストハウスを見つけることが出来た。運賃は最初に100ルピーしか払わないと言っていたので問題なかった。
ドライバーはみやげ物店へ連れて行きたいため、いろんな場所を奨めて来る。それで翌日フリーだったので「宝石を掘るところが見たい」と言ったら、「OK」と言って行って見たが、結局、掘るところではなく、宝石店(こちらでは、宝石博物館、ミュージアムと言うらしい)に3ヶ所連れて行かれた。
「宝石を掘るところは?」と聞くと、「遠い」と言われ「やはり・・・」とがっかり。
スリランカで宝石の値段を見ると非常に高い。それは、売れないのと、ドライバーへのコミッションが入っているからである。そして直ぐに半額~30%になるのも、いかに高めの価格設定かが分かる。デザインも古く、日本ではチョットと言うものばかり。

 

 

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ビールはどこで飲めるの?
スリランカでは公然でお酒を飲むのを禁じている。どこのレストランに行っても、アルコールは置いていない。
しかしながら、コロンボなどではフードシティなどのスーパーマーケットで、お酒を販売するコーナーがある。また、地方へ行けばWINE STORE と書かれた店でビールなどが買える。しかしながら、キャンディはどこで売っているの?
ビールを探してもキャンディには売っていないのか、と思いきや、やはり聞いてみるもの。ケンタッキーの横にあるフードシティに置いていた。
ただし、店の中ではなく、店を右に出て、駐車場の方へ入る道に更に右に曲がる。そうすると、店の裏に出るのであるが、そこがアルコール販売コーナーとなっている。何やら怪しげな雰囲気であるが(表立って出来ない悪いことをこそっとしているような雰囲気)、それは気にせずに入っていくと、売店となっている。ここでは、ビールの他、ウィスキー、アラック(ココナツから造った蒸留酒)など国産、輸入どちらもおいている。

 

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ビールの銘柄は多い
ビールの銘柄は多く、ライオンビールは特に人気。その他にサンドービール、アイリッシュなどがあり、それぞれ普通のビールと黒ビール(スタウト)がある。値段は、普通が大ビン1本150ルピー(約120円)、黒ビール1本180ルピー(約140円)程度である。ただし、購入時ビンの保証金として1本30ルピーが加算されるので、領収書を保管しておくこと。後で領収書と空瓶をもって行けば返金してくれる。
ビールのアルコール濃度は8.8%と2倍ほどの濃度なので飲み過ぎには注意を。
スリランカでは、外で自由にアルコールを飲むことが出来ないので、店で買って部屋で飲むのことになる。

 

 

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町のシンボル時計塔
町の西側にある時計塔は鉄道駅から線路沿いの通りを北に400mほど歩いたところ、セントラルマーケット近くにある。
ここからキャンディ湖までの300mの間は、銀行、レストラン、ショッピングセンターなどが並んでおり、賑やかな通りとなる。

 

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キャンディ湖を一周
キャンディ湖は、仏歯寺の直ぐ南にあり、その西側はキャンディの町に近く、東の方へ1kmほど細長く伸びた形状tとなっている。
湖畔には遊歩道があり、ぐるっと1廻っても3km程度なので夕方の散歩には丁度いい。
湖の東南の方にも、売店・レストランなどがあるので、少し休憩をすることも出来る。
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銀行主催の自動車展示会
キャンディシティセンターの上で銀行主催の自動車展示会をやっていた。どうやら日本製の車が多い。スズキ、三菱ふそう、ホンダ、トヨタなど。日本以外は中国製とインドのタタ。
スリランカでは庶民にとって車はまだまだ手が届かない夢の話。しかし、銀行が資金面でサポートしようと銀行が主催している。
各ディーラーの担当員に話しを聞いてみた。
三菱ふそうの方は日本語が上手。それもそのはず、彼は日本の三菱ふそうに2年いたそうだ。三菱ふそうは主にトラックを展示している。トラックの主要部(エンジンとボディ)は日本から輸入し、インドで完成品を組み立てているらしい。また、
スズキマルチの担当役員にも話しを聞いた。スズキは、インドにスズキマルチと言う現地会社があり、そこで生産した車をスリランカで輸入販売している。タタの低価格車との競争でマルチスズキ800を172.5万円(約133万円)で販売している。(全ての表示価格は12%の付加価値税を含んでいる)
また、主力製品のスズキアルト800は198万ルピー(約153万円)で販売していた。その他、高級ブランドとしての位置付けられているスズキスイフトハッチバック1.2Lがインドからの輸入車で355万ルピー(約273万円)、日本からの輸入車は1.4Lオートマチックで485万ルピー(約373万円)だった。日本からの輸入車は非常に高くなるようだ。

 

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TATAのエコノミーカー
TATAのブースではトラックの他、乗用車も提示されている。このタイプはエコにミーカーで165万ルピー(約127万円)で、インド製日本車のスズキマルチアルトと同価格。
しかし、良く見ると塗装にムラがあり、品質面では差があるように見える。
他にホンダ、トヨタはあるが、いずれも日本から完成車を輸入しており、一番安くても300万ルピー(約230万円)はしている。
スリランカの平均的な賃金は月20,000ルピー(約15,400円)で、車を所有出来るのは限られた人のみ。車社会は、まだまだ遠い話しのようだ。
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