エアアジアに賢く乗ろう

エアアジアとは

エアアジアはマレーシア・クアラルンプールに本拠地を置く老舗の格安航空会社(LCC:LowCostCarrier)であり、2001年設立、現在世界20 か国以上に多くの路線を展開している。

徹底的なコスト低減により低価格のフライトを提供しており、日本からは羽田-クアラルンプール間を2010年、大阪関空-クアラルンプール間を2011年に就航した。ちなみに料金は羽田、関空-クアラルンプール間が13,000円(片道)である。

クアラルンプールでは、国際空港に着陸するが、エアアジアは専用ターミナル(LCCT)への到着となっていたが、2014年にメイン・ターミナル(KLIA)近くに第2ターミナル(KLIA2)が出来、5月9日より全便がKLIA2 発着となった。

ここで乗り継ぐことにより、東南アジアをはじめ、ロンドン、オーストラリアなどの世界の多くの都市へ格安で行くことが出来る。

また、2014年9月には、成田 – ドンムアン間、関空 – ドンムアン間を、2018年10月には、名古屋 – ドンムアン間を就航した。


格安航空会社と従来の航空会社とのサービスの違いは、通常無料の下記サービスが有料となっている。
1.委託手荷物(重量によって料金が加算される)
2.機内サービス(機内食、毛布、エンターテイメントなど)
3.座席指定
4.空港カウンターでのチェックイン
5.搭乗保険

これらのサービスが不要であれば、もちろん料金はかからない。しかしながら、実質的に必要なサービスも多いので、うまく利用することが賢く乗るためのコツである。

チケットの予約

チケットの予約

チケットはオンライン予約以外、営業所、空港カウンター、コールセンターへの電話予約などがある。しかしながら、最安値のプロモーション価格で購入するにはオンラインでの購入が必要。

オンラインでの購入は簡単。エアアジアのWEBサイトに接続し、出発地、到着地、日付などを入力すれば、各クラスの運賃が表示される。

ただし、この料金には燃油サーチャージと空港税・空港使用料は含まれるが、委託手荷物料や食事などはオプション料金として別料金となっている。

航空券は片道でも販売しているので、予定がはっきりしない場合など、取合えず行きのみ予約することも可能。または、別のLCCを利用して複数都市を経由して帰国することも可能で、よりフレキシブルな旅行計画が立てられる。

航空券を最安値で購入するには、エアアジアの会員登録をしておくことが必要。プロモーション価格での航空券販売時期を定期的にメールで案内してくれる。

ただし、座席数に限りがあるため早い者勝ちとなるので、旅程などを調整して早い目に予約するのが得策。

また、航空券のみを予約し、機内食、座席指定などのオプションは搭乗前に追加することも可能である。

下記にエアアジアの公式サイトを示す。

オプションの追加

委託手荷物は、空港のカウンターで預ける手荷物のこと。予約では20kgからの料金設定であるが、予約なしで空港で預けたり、重量超過した場合はかなり割高となるので要注意。

委託手荷物がある場合は取合えず20kgで予約しておき、直前で追加することも出来る。

また、羽田、関空-クアラルンプール間のように長時間のフライトでは、機内食を予約することをお奨めする。

外部から飲み物、食べ物の機内持込飲食は禁止となっているのと、予約の方が機内で買うよりも安くなっているからだ。

座席指定は、隣同士で座りたい場合予約がベター。座席指定がない場合、チェックイン時、コンピュータ処理で席を取って行くので、いくら続けてチェックインしても席が隣同士にならない。

空いている場合は別として、必ず隣同士で座るには予約した方が良い。ちなみに、関空-クアラルンプール間で座席指定すれば約1,750円/席必要となる。

例:関空-クアラルンプールの運賃に加算されるオプション料金、手数料等(区間により異なる)

空港使用料1500円
払い戻し手数料(1名 1区間ごと)500円
支払い手数料(クレジット、デビット、チャージカード、1名1区間)800円
予約サービス料(ゲスト一人当たりの予約1,000円
予約変更/取り消し(1名1区間ごと)6,000円
フライト変更(1名1区間)8,250円
事前座席指定(標準シート)1,750円~
事前座席指定(クワイエットゾーン標準シート)3,000円
事前座席指定(ホットシート)5,900円~
受託手荷物料金 (事前予約)20kgまで3,700円
25kgまで4,200円
30kgまで5,100円
40kgまで7,400円
受託手荷物(空港カウンター)15kgまで10,000円
受託手荷物料金(当日購入) 15kgまで3,000円
1kg当りの手荷物超過料金2,200円
ゲート手荷物(1点当たり)10,000円

エアアジアに搭乗する

空港のカウンターで

チェックインは予めWEBにて行うと無料であるが、空港のカウンターでのチェックインは手数料を取られるので注意。WEBチェックインはWEBから必要事項を入力すればOKで搭乗券をプリントアウトして空港へ持参する。

空港ではWEBチェックイン済みの乗客専用カウンター、バッゲージドロップオフカウンターがあるので、そこで委託手荷物を預ける。

この時、事前予約の重量をオーバーしていると超過料金を取られる。超過料金は1kg当り2,200円となるので事前に計量しておくことを奨める。

また、機内持込荷物も重量制限(7kg)があり、チェックされることがあるので注意。

機内はどうか

日本出発便または日本到着便のフライトには日本人のフライトアテンダントが搭乗しており、また、機内放送も日本語でされているので不自由は感じない。

シート間隔は普通の航空会社のエコノミーとそれほど差は感じられない。(機材はAIRBUS A330-300)

機内での食事については、飲食物の持込利用が禁止されており、機内で販売されている機内食を利用することになる。金額は1,000円程度で、事前に予約しておけば少し安くなる。 なお、飲み物は予約不要で、機内で注文する。支払はMYR(マレーシア・リンギッド)でも日本円でも可能。

クアラルンプールに到着してから

KLIA2に到着

エアアジアはクアラルンプール国際空港に着陸するが、到着ターミナルはエアアジア専用のKLIA2となる

入国手続きは非常に簡単で、入国審査官にパスポートを渡すだけで良く、書類等への記入も必要ない。これで観光目的であれば3ヶ月の滞在が可能となる。(パスポートの有効期限が6ヶ月以上あること)

KLIA2には24時間営業のレストラン、カフェ、マクドナルドなどのファーストフード店がたくさんある。また、待合ロビーも広く、みやげ物屋などもあり、時間が潰せるようになっている。乗り継ぎなどで空きが数時間あっても往復のことを考えればKLIA2で待つのがベターだろう。

また、待合ロビーにはパソコン、モバイル用の充電用電源コンセントがあるが、コンセントがBF型(マレーシアでの一般的なコンセント形式)なのでコンセント変換プラグを携行した方が良い。

空港から町までの交通機関

クアラルンプール市内へはタクシー、シャトルバスがあるが、シャトルバスがほぼ24時間運行されていて便利。行き先はKLセントラルで料金は8~10MYR(約240~300円)。KLセントラルからはタクシーでホテルへ向かう。その方が安上がり。

ちなみにタクシーは市内ホテルまで80~90MYR(約2,400~2,700円)である。

ストップオーバー

ストップオーバー(クアラルンプールで別の飛行機に乗り継ぐ)では、LCCTでの時間待ち以外に待ちまで出てホテルに1~2泊してから再度空港へ出向き、次の目的地に向かうと言う方法もある。

この場合、ホテルはKLセントラルに近い方が便利であるのは当然。KLセントラルにはこのような目的でのホテルが多くあり、宿泊料金も約1,00MYR程度(約3,000円)で利用出来る。

関連ブログ記事

エアアジア
「エアアジア」の記事一覧です。
タイトルとURLをコピーしました