海外でスマホを賢く使うには

海外SIMを使う
海外でスマホを使う

日本のスマホは海外で使える?

日本で使っているスマホ・携帯電話(以下、スマホと言う)は海外で使えるが、その場合、国際ローミングサービスと言う海外の電話会社の回線を利用するため、利用料金が非常に高額となる。

例えば、NTTドコモのスマホで、中国から日本にかける場合、175円/分かかる。逆に、日本からかかってきた電話を受けた場合、着信側の負担は145円/分となる。(相手は国内通話と同じ)

中国以外でも、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどの東南アジアの諸国からでも同じ料金である。それ以外では、ベトナムは、280円/分、インドネシア、カンボジア、ラオスなどは、380円/分になる。

また、SMS(Short Message Service)で、テキストメッセージを送る場合も、1回当たり約100円かかる。

一方、現地への通話の場合はどうかと言うと、滞在国からその国内へ電話をした場合(例えば、宿泊先ホテルとか現地の旅行代理店とか)は、75円/分かかる。

逆に、現地の方が、この携帯電話へ電話をかけた場合、まず日本へ国際通話として電話をかけ、その後、日本からその国に返って来るため、現地の方は、国際電話料金が、また着信した携帯電話の持主には日本からの着信料金がかかることになる。

つまり、日本の携帯電話を海外で使用するには、かけるときも、受けるときも非常に高い料金を支払うことになる。

日本のスマホを海外で使うには

海外で最初にするスマホの設定とは

まず、海外では日本から持参したスマホのSIMカードを無効にしておく必要がある。

SIMカードとは、携帯電話会社が発行する、契約者情報を記録したICカードのことで、スマホ・携帯電話に差込んで利用者の識別に使われる。

日本から持参したスマホにもこのSIMカードが差込まれているので、これを無効にするには、SIMカードをスマホから抜出すか、または、次の方法で設定する。

[ 設定 ] – [ 無線とネットワーク ] – [ SIM設定 ]で、SIMをOFFにする。

海外SIMカードなしでスマホから電話するには

この設定で、取敢えず高額の請求が来ることはなくなったので、一安心である。
そして、この状態(海外SIMカードを抜くか、SIMカードを無効にした状態)でも、WiFi接続が可能な場所であれば、下記の通話が可能となる。

  • 無料通話アプリ間で、日本や現地、または他の国に電話する
  • プリペイド等を利用して、日本の固定電話や携帯電話に電話する
  • プリペイド等を利用して、現地、または他の国の固定電話や携帯電話に電話する

WiFi接続は、ホテルやレストラン、カフェなどで無料で利用出来るので、時間と場所を選べば、電話をかけることが出来る。

無料通話アプリには、ViberLINEなどがあり、同じアプリ間の通話は無料である。(通話相手も同じアプリがインストールされていること)

一方、相手が固定電話や、携帯電話だったりで、無料通話が出来ない場合、
Viber-OUT、LINE-OUTなどの有料通話機能を使うと、格安で電話をかけることが出来る。

海外で使用するに通話アプリはViber OUTがおススメ

次の表は、海外で使える無料通話アプリでの通話料金の比較である。

海外で使える無料通信アプリの比較
通話先と1分間の通話料Viber
(※1)
LINE
(※2)
LaLa Call
(※3)
サービス提供会社楽天
モバイル
LINE
モバイル
マイネオ
( ケイ・オプティコム)
同じアプリ同士での通話無料無料無料
日本の固定電話への通話3.35円3円8円(3分)
日本の携帯電話への通話10.94円14円8円(30秒)
タイの固定・携帯電話への通話10.04円6円44円
ベトナムの固定・ 携帯電話への通話
8.93円使用不可88円
中国の固定・ 携帯電話への通話1.45円1円28円
その他の国への通話料を調べるViverOutLineOuteo光電話
月額基本料金0円0円100円/月
クレジット購入(プリペイド式)約110円~120円~

※1
Viber OUTは、世界中の国で利用出来る。
通話料金は、Viberの国際通話料金を参照。
上記の料金は日本以外、どの国からかけても同じである。

利用には、プリペイド式のクレジットを購入する。有効期限は購入から6ヶ月で、最少チャージ金額は0.99米ドル(約110円 。

※2
LINE OUTの場合、使用出来る国が限られている。
例えば、アジアの国では、日本以外にインド、マレーシア、フィリピン、タイの国に限られる。
通話料金は、line Outの国際通話料金を参照。

利用には、プリペイド式のクレジットを購入する。購入後、180日間のみ利用可能。最少チャージ金額は120円。

※3
LaLa Callは、eo光電話回線を使用。050の電話番号が付加される。日本以外の国の電話番号に発信する場合、申込みが必要となる。
通話料金は、LaLa Callの国際通話料金を参照。

利用には、月々の基本料金100円が必要となるが、100円分の通話が出来る。

比較表から見ても分かるように、日本国内はもちろんのこと、海外での無料通話アプリで固定電話や携帯電話にかけるには、Viber OUTがおススメである。

通話料金も安い上、基本料金などが不要。使用の都度、約110円でクレジットを購入するだけで良い。通話で使用しなければ、クレジットは6か月間保持されるのも魅力。

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海外SIMカードを使うと更に便利

現地で販売しているSIMカードを買うと

海外のそれぞれの国で発行している海外SIMカードを購入すると、電話番号がもらえるので、更に使い道が広がる。

  • その国の電話番号に国内通話で電話がかけられる(発信)
  • 現地の電話から国内通話で自分のスマホに電話がかかる(着信)
  • SMS(Short Message Service) が利用出来る
  • データ通信を使って、WiFiのない環境でもアプリが使える

現地の電話番号があると、いろいろと便利となる。例えば、ホテル予約時とか現地ツアー申込み時、現地の電話番号を連絡先として登録出来る。

これは、例えば、ホテルへのチェックイン時間の連絡とか、現地ツアーの添乗員やプライベートツアーのドライバーとの連絡などに便利である。

中国旅行中の出来事:現地ツアーに参加した時、集合場所が分からず、迷子になったことがあった。この時、添乗員(中国人)から電話が架かって来たが、中国語で分からなかったので、近くの人に代わってもらい、無事バスまで戻れたことがあった。
(携帯電話があれば、言葉は通じなくとも現地の人に代わってもらうなどで助けてもううことが出来た)

このように、緊急時にも電話が繋がる環境があるのは、非常に安心できる。

一方、このような緊急時以外は、直接の電話することは少なく、ホテル・航空券予約、現地ツアー申込み時などで電話番号を登録するが、連絡はSMS(ショートメッセージ)が使われることが普通である。

このような場合にも、海外SIMカードを挿入しておけば、通話以外にもSMSを使ったり、WiFi環境の無い場所で、データ通信を使いLINE、Messenger などを利用して連絡が出来、非常に便利である。

海外SIMを入れるにはSIMフリーかSIMロック解除が必要

日本から持参したスマホ・携帯電話は、海外SIMカードを差替えるだけで、ほぼ世界中の国で使えるようになる。

ところが、日本の大手携帯電話会社が販売している携帯電話は、SIMロックと言って、自社のSIMカードしか使えないようにしているので、海外のSIMカードを使う場合は、事前にSIMロックを解除してもらう必要がある。

格安SIMを扱う格安スマホ会社(いわゆる、MVNO:Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者) で販売している格安スマホは、SIMフリーとなっているので、海外SIMカードは問題なく使える。

現地でSIMカードを手に入れる

海外SIMカードはどこで買う?

海外SIMカードは、それぞれの国の通信サービス会社から販売されており、通信サービス会社直営店、携帯電話ショップ、ショッピングセンター、電気店で購入出来る。

よく見かけるのが空港到着ロビーを出たところにあるSIMカードのショップ。無料でSIMカードを配布している場合もある。しかしながら、ここで購入したり、配布しているSIMカードを利用するのは避けたい。なぜなら、ツーリスト用として販売されている商品なので、有効期間が短い上、割高の価格設定となっている。

SIMカードの購入は、直営店か、ショッピングモール等にあるショップがベスト。プリペイド式SIMカードと最適なプランが選べるうえ、スマホへの挿入から設定まで、全てショップでしてくれる。ただし、購入には身分証明書が必要なので、パスポートを持参すること。
プリペイド式SIMカードは、当然のことながら、紛失しても購入金額以上の損失はないので安心である。

海外SIMカードの選び方

海外SIMカードを選ぶ時のポイントは、下記である。

  • インターネット接続専用のデータSIMより、電話番号の付いた通話SIMを選ぼう。
  • 自分が旅行するエリアをカバーしていること。都市部では問題ないが、もし地方へ行く場合、カバーエリアの確認をしよう。
  • 有効期限は問題ないか。期限が過ぎた場合追加チャージが出来ればOK。
  • 高速通信でのデータ通信量を超え、制限がかかった時の通信速度で使えるか。
  • SIMカードサイズはスマホに対応しているか。(micro, nano)

SIMカードには、通話SIMとデータSIMがあり、通話SIMはデータ通信に加え電話番号が付いているので、電話として発信・着信が出来、またSMSも使える。一方、データSIMは、データ通信のみでインターネット接続が目的なので、電話着信やSMSの利用が出来ない。

有効期限は、1日から1年等を選べるが、一般にツーリスト用は1週間程度が多い。短期間の場合、割高となっていることが多いので、1か月のプランなどと金額を比較した方が良い。
例えば滞在が1週間を超えて追加する場合、1か月のプランを購入した方が安いことがある。

通信容量が、例えば”3GB”と表示されている場合、高速での通信が3GBまで利用出来、その容量を超えると、低速になることを意味する。

高速通信とは、4G、3Gの通信で数十Mbps~数Gbpsの速度で通信を行うが、低速とは、100~400kbps程度の通信となる。(速度は、通信会社により異なる)
(タイの場合、truemoveなら128kbps、AIS, dtacなら384kbps)になる)

観光先でスマホを使うのは、マップを見たり、自動翻訳を使ったり、また観光案内を調べたりすることがメインで、この程度の使用なら、高速通信の必要性はそれほどなく、通信速度も200kbps程度あればそこそこ使える。

もし、マップやアプリのダウンロードをしたり、写真をアップロードしたりする場合は、ホテルなどで、WiFi接続を利用すれば良い。

したがって、選ぶ基準としては、一日当り100~200MB程度で計算すれば大丈夫である。例えば、15日滞在なら総容量1.5~3GBのものを選べば、観光地をブラブラするには使用には十分な容量と考えられる。

一方、通話チャージは基本的に0で構わない。通話をする時は、通話アプリ(Viber-OUTなど)を使えば良い。また、他からかかってくる電話の着信は、チャージに関係なく出来る。もし、チャージが必要になれば、いつでもコンビニなどですることが可能である。(トップアップと言う)

タイのSIMカード(1バーツ≒3.4円)

タイでは、旅行者が使うには 下記のSIMカードが選択肢と考えられる。

  • truemove :SIMカードが49バーツに加え、ツーリストパッケージが 7days, 1GB, 249バーツ、30days, 3GB, 699バーツなどから選ぶ。
  • AIS :トラベラーSIMの商品名で、 8days, 3GB, 299バーツ 、15days, 6GB, 599バーツなどが販売されている。
  • dtac : Happy Tourist Simの商品名で、7days, 500MB, 199バーツ、8days, 3GB, 299バーツ、15days, 6GB, 599バーツなどが販売されている。

このように、通信会社や各プランは多彩でかつ複雑、どれを選べばいいか良く分からない。そこでお店の人に「データ通信が主な使用目的で、かつ1か月間有効のもの」と聞いてみた。すると、下記のプランを奨められた。

truemove社のSIMカード(49バーツ)を購入し、30days有効, Speedが4MBで容量無制限のプランを 100バーツで契約。合計149バーツ(約500円)

プランは、A4プリント用紙に印刷されており、このプランの他に、30days, 容量無制限(Speed: 1MB)も載っていた。
つまり、

SIMカードを扱うショップには、WEBや一般カタログには載っていないお得なプランがいろいろとあるようなので、ベストの選択は、お店の人に聞いてみることだ。

ベトナムのSIMカード

ベトナムでは、旅行者が使うSIMカードには、下記のものがある。
(1,000VND≒5円)

  • mobifoneMobile Internetの商品名で販売されており、HD70(30days, 3.8GB, 70,000VND)が手頃なところ。他にSIMカード代50,000VNDが必要。
  • WAY2GO : mobifoneの子会社でツーリスト用SIMカードをway2goの商品名で 販売している。国内国際電話・SMSがセットとなった30days, 6GBが 250,000VND、データ通信メインの30days, 10GBが200,000VNDで販売されている。
  • Viettel : MIMAXの商品名で販売。30days, 3GB, 70,000VNDが手頃。他に同じ30days有効で、 5GB(90,000VND ), 8GB(125,000VND), 15GB(200,000VND), 30GB(300,000VND)がある。SIMカード代50,000VNDが別途必要。
  • Vinaphoneツーリスト用SIMカードとして、7days, 2GB(every day)のINTERNET 3G SIMと国内国際電話・SMSがセットされた15days, 1GB(every day)のTOURIST SIMが199,000VNDで販売されている。

上記から分かるように、

ツーリスト用は、安くて200,000VND(約1,000円)程度はするので、おススメは、SIMカードとプランの組合せ。mobifoneのMobile Internet HD70(30日, 3.8GB, 70,000VND)なら、SIMカードと合わせて120,000VND≒600円で済む。

日本で買える海外SIMカード

実は、日本でも海外SIMカードが買える。現地に着いて直ぐ使えるので便利な上、時間の節約にもなる。

日本で買う前にチェックしておくこと

  • SIMカードには、通話SIMとデータSIMがある。通話SIMはデータ通信に加え、電話番号がもらえるので、通常の電話として発信、着信が出来、また、SMSも使える。これに対して、データSIMは、データ通信のみで、インターネット接続利用が目的である。
  • 自分が旅行するエリアをカバーしている。特に、地方に行く場合にはカバーエリアの確認をしておくこと。
  • 有効期限が過ぎても使用したい時、追加チャージが出来るか。
  • 高速通信でデータ通信容量を超えた場合、通信速度はどうなるか。(低速でも使えるのか、通信が遮断されるのか)
  • SIMカードサイズ(micro, nano)

タイで使えるSIMカード

台湾で使えるSIMカード

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世界で使えるSIMカード

その他の海外SIMカードを見る

SIMカードの交換とAPN設定方法を解説

Q1. SIMカードとは何ですか?

携帯電話会社が発行する契約者情報を記録したICカードのことで、スマホ・携帯電話に差込んで利用者の識別に使わる。
大きさが通常サイズに加え、micro、nanoサイズがあるので、使用するスマホのサイズに合っているかを確認しておくこと。
海外SIMを使う

Q2. SIMカードを交換する方法は?

まず、スマホの電源を切って、スマホの側面にあるカードトレイの横にある小さな穴にピンを差込みます。するとSIMカードトレイがスマホから出て来ます。
SIM Cardの取出しは、カードトレイの横にある小さな穴にピンを差込む
次に、カードトレイのSIMカードを取出し、購入したSIMカードから
同じ大きさのSIMカードを切離し、トレイにセットした後、スマホ本体に戻します。
SIM Cardの交換はカードトレイをスマホから取出し、同じ大きさのSIMカードに交換し本体に戻す

最後に電源を入れ、APNの設定を行います。(APNの設定は次の項目を参照下さい)

Q3. APNとは何ですか。どのように設定しますか?

APNとは、Access Point Name(アクセス ポイント ネーム)を表わしたもので、データ通信を行う際に必要となる接続先を文字列で表しています。
スマホとは別にSIMカードを買った場合、購入者が設定を行う必要があります。
【設定方法】(Androidの場合)
1.スマホの電源を入れる。
2.【設定】をタップする。
3.【無線とネットワーク】【モバイルネットワーク】【アクセスポイント名】を順にタップします。
4.すると、APN画面が表示されるので、購入したSIMカードのパッケージに記載されたAPN等の接続情報を入力します。
入力には、APN以外に、名前、ユーザー名、パスワード、認識タイプなどの項目がありますが、説明書通り入力すれば設定が出来ます。
5.【モバイルネットワーク】に戻り、【モバイルデータ通信】をONにすると、インターネットに接続されます。

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