【インドネシア・バリ島】観光・個人旅行ガイド

その1. 知っておきたいインドネシアの知識

国 名インドネシア共和国 (The Republic of Indonesia)
面積約189万平方キロメートル(日本の約5倍)
人 口約2.47億人(2012年,インドネシア政府統計)
首 都ジャカルタ(Jakarta)(人口960万人:2010年,インドネシア政府統計)
民族大半がマレー系(ジャワ,スンダ等約300種族)
公用語インドネシア語(Bahasa Indonesia)。その他地方で使われている言語は、バタック語、スンダ語、ジャワ語、バリ語など、合計583種以上ある。
宗教イスラム教 88.1%,キリスト教 9.3%(プロテスタント 6.1%,カトリック 3.2%),ヒンズー教 1.8%,仏教 0.6%,儒教 0.1%,その他 0.1%(2010年,宗教省統計)
時 差インドネシアには西部、中部、東部の3つの時間帯がある。西部のジャワ島は日本から2時間遅れ(日本が12時のとき、ジャカルタでは10時)、中部のバリ島は日本から1時間遅れ(日本が12時のとき、バリ島では11時)、東部は日本と同じ。
通 貨IDR(インドネシアルピー)
ビサ空港でビザを取得(30日間有効US$35)。入国時パスポートの残存有効期間が6カ月以上必要。
政治体制大統領制,共和制
経済情勢経済成長率は,2005年以降5%後半~6%台を達成。2009年のリーマンショックの影響を受けてもなお4.6%の高い成長率を維持。2011年は6.5%,2012年は6.2%と引き続き堅調な経済成長を達成。
役立ちリンク集インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省: https://www.visitindonesia.jp/index.html
在インドネシア日本国大使館: http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html

 

その2. インドネシアへは格安航空券で行こう

日本からインドネシアへのフライトは、LCCではエアーアジア、その他に、格安航空券が利用出来る。

エアーアジアの利用では、成田または関空からはKL(クアラルンプール)経由となる。クアラルンプールからは、デンパサール(バリ島)またはジャカルタ行きが週4便運航している。航空運賃は、搭乗日によって異なり、最安値は関空-KL片道約10,000円、成田-KL片道約12,000円、KL-デンパサール(バリ島)片道約5,000円である。(2014年7月調べ)

運賃には、燃油サーチャージ、税金、諸費用を含むが、機内食、委託手荷物、座席指定などは別料金となっている。例えば、委託手荷物15kgまで2,000円、機内食500円、座席指定1,500円などを購入すれば、関空からデンパサールまで片道で合計19,000円程度となる。もちろん、手荷物のみで機内食もなし、座席も指定しなければ、これらの費用は掛からない。

なお、最安値は、販売期間、搭乗期間が限定されたプロモーション価格として提示されているもので、座席数に限りがあるため、早い目に情報をキャッチして予約するのがポイント。(メール会員登録をしておく)ただし、日本の連休に当たる年末年始、ゴールデンウィーク、盆休み等はLCC料金は高く設定されている。

エアーアジアの詳細は、エアーアジアに賢く乗ろうを参照下さい。

一般航空会社の格安航空券は、航空会社または旅行会社が販売している。下表に格安航空券の安値ランキングを示す。

格安航空券はそれぞれの航空会社の経由便で途中降機したり、オープンジョーなどを利用すれば、2~3都市を周遊することも出来る。また、それぞれの航空会社のチケットは、ストップオーバー(途中降機)が可能になっているものもあり、タイ航空ならバンコクで、ベトナム航空なら、ハノイ、ホーチミンで、中国東方航空なら上海での観光も可能である。

格安航空券の詳細は、格安航空券をお得に探すコツ

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その3. インドネシアのホテルを探そう

インドネシアの宿泊には、一般的なホテル、リゾートホテル、ゲストハウスに大別される。

特にバリ島ではリゾートホテルやゲストハウスが多く、価格も予算に応じて選ぶことが出来る。

バリ島でのんびり過ごす (関連記事)
バリ島のゲストハウス Wayan’s Guesthouse
バリ島はどこかのんびりしていて、時間がゆっくり過ぎて行く感じだ。ビーチ沿いのクタ、レギャンなどは欧米人(オーストラリア人が主)に人気のスポットだが、日本人にはもう少し静かなところが良い。
と言うことで、私はレギャンから北に10kmほど離れたチャングーのゲストハウス”Wayan’s Guesthouse”に宿を決め、6泊した。ここは地元バリ人家族が経営するゲストハウスである。
Wayanには、奥さんと小さい子供さん2人がいる。奥さんは、家事から子供の世話、そしてゲストハウスの掃除等を担当して毎日忙しそうにしている。・・・続きを読む

 

ウブドのVILLA (関連記事)
朝食はプールサイドのレストランで
ウブドでの宿を探している時、町外れには良い感じのゲストハウスが結構あった。しかしながら、町まで車で10分とか・・・。やはり町まで歩いて行ける範囲がいいと思い、ジャランジャラン ビラ&スパをBooking.comで予約した。
このホテルは、通りに面する間口は狭いが、奥のほうへ細長く続いており、ビラが1軒1軒独立して建てられている。ビラの周りは庭に囲まれているので、静かでゆったりした雰囲気がある。
地理的にモンキーフォレストまで歩いて5分、王宮まで歩いて15分程度で比較的地理的条件は良かった。・・・続きを読む

 

バリ島のホテルを探す

ジャカルタのホテルを探す

ジョグジャカルタのホテルを探す

ホテル予約についての詳細は、人気のホテルをお得に予約するコツ!

 

その4. 国内移動はLCCで

インドネシアは1万7,000以上もの島からなる国で、島間の移動は、航空機が一般であるが、ボートも利用出来る。また、島内の移動は、ジャワ島では航空機の他、鉄道が利用出来る。一方、バリ島では、シャトルバス、またはタクシーが利用出来る。そして、ジャワ島-バリ島間の移動は航空機が一般に便利である。

■航空機

ジャカルタをはじめ、デンパサール(バリ島)、ジョグジャカルタ、スラバヤなどから、国内主要都市間は空路で結ばれている。
下記LCCのライオンエアー、エアーアジアなどが運航しており、インターネットで予約出来る。

航空会社運航都市料金
ライオンエアージャカルタを拠点に国内30都市を航路で結ぶ。http://www.lionair.co.id/Default.aspx
エアアジアジャカルタを拠点に国内8都市を航路で結ぶ。http://www.airasia.com/jp/ja/home.page?setLang=1
タイガーエアー(マンダラ)ジャカルタに拠点に、国内6都市を航路で結ぶ。href="http://www.tigerair.com/sg/en/
シティリンクガルーダ航空のLCC子会社。スラバヤを拠点に国内21都市を結ぶ。http://www.citilink.co.id/?lang=en

 

バリ島からジャワ島ジョグジャカルタへの早朝フライト (関連記事)
6時出発のライオンエアーにやっと搭乗
バリ島からジャワ島のジョグジャカルタへ飛ぶためフライトを探していたら、ライオンエアーが最安値であった。ただし、利用日によって値段の差が大きい。したがって、当初予定の出発日を2日早めて、12月14日のチケットを予約した。値段は3,000円/人。
ただし、出発時間は朝6時で早朝もいいところ、ウブドのホテルを朝3時に出た。
機内はまばら。バリからの日帰りジョグジャカルタツアーの参加者が多いようだ。日本人ツアー参加者も多くいた。機内では飲み物の販売があった。・・・続きを読む

 

■鉄道

現在、ジャワ島、スマトラ島で鉄道が運行されているが、鉄道の利用は主にジャワ島内、中でもジャカルタおよびその周辺都市がメインとなっている。ジャカルタから他の都市へは、スラバヤ、ジョグジャカルタなどへ、エアコン付きの急行列車が運行されているが、他の交通機関に比べ、利便性の問題などにより利用は少ない。利用には所要時間等を考え、限定的な利用となるだろう。チケットは駅で購入するが、時期によっては売切れになる場合もあるので、早めの予約購入が必要。

インドネシア鉄道会社(PT. Kereta Api):http://www.kereta-api.co.id/

■ボート

国営のペルニ社(Pelni)が国内主要港を結ぶ船便を運航している。ただし、本数が少なく、時間もかかるので、船便を利用するには、十分な日程が必要となる。

ぺルニ社:http://www.pelni.co.id/?bhs=en

予約は、ぺルニ社窓口または、旅行代理店を通して出来る。(オンラインは未対応)

 

その5. 市内交通機関を乗りこなそう

バリ島では、タクシー、ツーリスト巡回バスなどが一般的な移動手段である。また、ジョグジャではタクシーは少なく、ローカルバスの他、3輪自転車のペチャや馬車が庶民の足となっている

■タクシー

基本的にはメーター制なので、乗車したらメーターの作動を確認するのがいい。1日チャーターも可能。

■バス

バリ島では主要観光地を結ぶシャトルバスが運行されている。切符の手配はバス会社や旅行代理店で予約購入できる。
また、ジョグジャカルタでは、ローカルバスとトランスジョグジャ(エアコンバス)が市内を運行している。特にトランスジョグジャは、市内から空港や世界遺産のプランバナンに路線があり、安くて便利。

 

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トランスジョグジャの乗り場
ジョグジャカルタはジャワ島にあり、バリ島から飛行機で1時間のところ。ジョグジャカルタは地元では省略してジョグジャと呼ばれている。
市内を走るバスは2種類ある。ローカルバスとトランスジョグジャと言うエアコンバス。旅行者にはトランスジョグジャが空港やプランバナンに行っており利用できる。
トランスジョグジャ(エアコン付きバス)はちっと遠くへ行くのに便利。3,000IDR(26円)で乗れる。・・・続きを読む

 

■ペチャ

ジョグジャではタクシーは少ない。代わりにペチャや馬車が一般的な乗り物になっている。中でも街歩きで旅行者が一番お世話になるのはペチャである。

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ジョグジャカルタの街歩きに欠かせないペチャ
ペチャは乗客用シートを前方に配置した自転車で、道路を走るのに少々危険な感じがするが大変便利。料金は交渉性なので事前に決めること。
料金は、2~3kmを15,000~20,000IDR(130~170円)が相場、高ければ値切ってみよう。・・・続きを読む

 

その6.  観光を自在にこなす

バリ島での観光は、車をチャーターするのが効率的。現地の旅行代理店で手配したり、道で声をかけて来るドライバーがいるので、料金や訪れる観光地をチェックして決めると良い。この場合、必ずみやげ物店、コーヒー園などがコースに含まれるので、不要な場合は断ってもいい。

ドライバー付の車をチャーターする場合、料金は1日(8~10時間)30USD(または300,000IDR)程度である。希望する観光地は、お任せでも良いし、希望があればコースに入れてもらうと良い。料金には、車、ドライバー、ガソリン込みが含まれている。

 

その他、レンタカーを借りたり、レンタルバイク(モーターバイク)を借りれば、自由に行動出来るので魅力的であるが、道路状況(アップダウン、カーブ、舗装などの状況、天候など)や、また交通渋滞など交通事情がよくないこともあり、運転には十分注意したい。運転には国外運転免許証が必要で、日本で予め取得しておく。(免許証更新センターに行き、パスポートと運転免許証を提出して発行してもらう)

一方、ウブドなど山間部を除きレンタサイクルの利用も可能である。自転車に乗る場合、暑さのこともありあまり長時間とならないように注意し、水分補給等、熱中症対策をしておくことも必要。

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海に浮かぶタナロット寺院
バリ島はビーチやきれいな海が人気の観光地で、サーフィン、ダイビングを目的に訪れる旅行者が多い。一方、観光目的としては、タナロット寺院、キンタマーニ、ウブドの田園風景、その他寺院巡りなどのほか、バロンダンス、レゴンダンス、ケチャなどの民族舞踊がある。
タナロット寺院は海に浮かぶ寺院として知られる。干潮時陸続きになり島に歩いて渡ることが出来る。(寺院の中に入ることは出来ない)
キンタマーニはバリ島山岳部にあるパトゥール山とその火山湖一帯を指し、標高1500mにある。少し肌寒く感じるこの一帯は景色がきれい。周囲には、見晴らしのいいレストランがあり、食事をしながら景色を楽しむことが出来る。ビュッフェ式のインドネシアr料理で、料金は100,000IDRプラス税サービス料が21%で合計121,000IDR(約1,040円)。場所的には仕方ないのだろうが、人が多く、ゆっくり楽しむ雰囲気ではなかった。・・・続きを読む

 

その7. 安全・衛生は最重要!

ヒンズー教徒の多いバリ島は治安は良く、また親日派が多いので日本人に対し好意的である。しかしながら、過去にイスラム系テロリストによるダンスクラブ爆破事件が発生しており、特に欧米系外国人(豪州人を含む)が多い場所はテロ攻撃の標的になり易く、気をつける。また、日頃は所持品、貴重品の管理を徹底し、日没後の外出は控えたい。

両替は、道路沿いに軒を並べる両替商にて可能で、店先には交換レートが表示されている。一般的にレートは良い方。注意したいのは、みやげ物屋での両替。お客を呼び込むため、他より良いレートを表示している店がある。高い買物をさせられるか、お札の枚数を誤魔化される場合があるので要注意。

その8. 言葉の壁を乗り越えて

バリ島では、観光事業に力を入れており、英語以外に日本語を話す人が多い。特に日本人がよく利用するホテル、レストラン、みやげ物店などでは、日本語が通じる。また、英語はほとんどの場所で通じる。

一方、ジャカルタやジョグジャカルタでは日本語を話す人は極少なく、旅行者が訪れるホテル、レストラン、観光地などでは、英語が一般的なコミュニケーションツールとなる。

 

その9. 持っておくと便利なもの

携帯電話
日本の携帯電話は料金が高いので、現地の携帯電話を1つ持っていると非常に便利。海外(ほとんどの国で)で調達した携帯電話はSIMカードの交換で、ほぼ世界中で使える(詳細は 海外で携帯電話をかしこく使うにはを参照)。SIMカードは町のショップで売っている。最初は少額のSIMカードを購入し、足りなくなれば補充するのがいい。国内通話のみであれば2週間程度は使える。

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