バリ島はビーチやきれいな海が人気の観光地で、サーフィン、ダイビングを目的に訪れる旅行者が多い。
一方、観光目的としては、タナロット寺院、キンタマーニ、ウブドの田園風景、その他寺院巡りなどのほか、バロンダンス、レゴンダンス、ケチャなどの民族舞踊がある。
タナロット寺院
タナロット寺院は海に浮かぶ寺院として知られる。干潮時陸続きになり島に歩いて渡ることが出来る。(寺院の中に入ることは出来ない)
海に浮かぶタナロット寺院。
インド洋から打ち寄せる荒波は島の岩盤を浸食し続けている。
そのため、一部補強が行われている。
キンタマーニ
キンタマーニはバリ島山岳部にあるパトゥール山とその火山湖一帯を指し、標高1500mにある。少し肌寒く感じるこの一帯は景色がきれい。
周囲には、見晴らしのいいレストランがあり、食事をしながら景色を楽しむことが出来る。ビュッフェ式のインドネシアr料理で、料金は100,000IDRプラス税サービス料が21%で合計121,000IDR(約1,040円)。
場所的には仕方ないのだろうが、人が多く、ゆっくり楽しむ雰囲気ではなかった。
パトゥール山(1717m)とパトゥール湖(カルデラ湖)
ビュッフェ式レストランでは、屋外のカウンター席またはテーブル席で食事をしながら景色を楽しむことが出来る。
ブサキ寺院
ブサキ寺院は、ガイドブックにも書いているように観光客に評判が悪い。
色んな手を使って観光客から金をむしりとろうとする。その内容は、モーターバイクタクシーへの乗車押し売りに、ガイド押し売りに、手を変え品を変え波状攻撃でやって来る。
第一波:駐車場の近くで、入場券のチェックと言って道路脇の机まで足を運ばせ、「今日はセレモニーがあるので寺院の中に入るにはガイドをつけないといけない」と言ってガイドの押売り。それを振切って参道を進むと、オートバイの乗車勧誘。それも断って徒歩で焼く5分進むと、寺院の市口付近に到着。
第二波:制服を着た係官のような人が、「ガイドを付けていないのなら寺院の中に入れない。寺院の周囲は自由に行ける」と言って中に入らせてくれない。「あなたは誰ですか」と聞くと「観光関係の係官です」と言って身分証明書を見せた。何か違和感を感じながら、振切って中に入ろうとしたところ・・・
第三波:寺院の関係者と見られる別の人が現れ、「私は寺院で働いている。私と一緒なら中に入れる」と言う。「ガイドは要らない」と言うと「私はガイドではない。ここで働いている」。「身分証明書を見せて」と言うとフォトグラファーの証明書を見せてくれた。「我々はガイドも何も要らない。ただ、自由に中を見たいだけだ」と言って断ると、「一緒でないと中には入れない」と言う。すったもんだをしていると、「ここでお祈りをすれば大丈夫だ」とメインから外れたところにある小さな寺院に連れて行き、お賽銭を入れるよう要求されたので断った。ついに相手は「あなたは寺院を尊敬していない」と怒り出した。「いやいや私は仏教徒であり、寺院を尊敬している。ここに来たのもそのためだ」と言って、やんわりと怒りを抑えながら、それでもお賽銭や、同行を断った。そして、彼はついにあきらめ、我々から離れて行った。
第四波:そして、入っては行けないと言われた寺院の長い階段を登って行くと、「ここから先は、お供えをしないと入れない」と言ってお供えを売りつけようとする。「いや写真を撮るだけだから」と言うと、「外から写しなさい」と言う。
その後、「なぜ中に入れないのか、なぜお祈りが必要なのか、ただ写真を撮るだけだ」と入口の若いお兄ちゃんに言うと、ついに「お賽銭を入れれば中に入ってどこでも好きなところに行って写真をとっても良い。お賽銭の金額はあなた次第」といわれたので、賽銭箱に5,000IDR(約45円)を投入して中に入った。
中に入って見ると観光客には必ずガイドが付いており、「ガイドを付けないと入れない」と言い法外なガイド料を要求しているようだ。
他には、寺院内に入るにはサロンという腰巻が必要であるが、他の寺院では無料で貸してくれるところ、ここは入口のみやげ物屋さんで購入しなければならない。
他の寺院のみやげ物屋で買うと10,000IDR程度であるが、ここでは足元を見て法外な金額で販売している。
ブサキ寺院の入口にある長い階段。
下の看板には「FOR THOSE WHO WORSHIPING ONLY ARE PERMITTED TO ENTER THE TEMPLE」(礼拝する者のみ寺院に入ることを許可する)とガイドを付けることを暗示するような注意書きが書かれている。
寺院を入ると最初に見える建物。これが門になっている。
寺院内にある建物。全体的に黒い色調となった寺院は威厳を放っている。黒い色は、黒い火山岩と藁葺きの屋根が黒く変色することで出来上がっている。
ウブドのモンキーフォレスト
ウブドのモンキーフォレストには、人懐っこい猿が放し飼いされている。また、散歩がてらに少し歩けば、田園風景が広がる。
モンキーフォレストは人懐っこい猿が迎えてくれる。
同じポーズを取りたがる?いや、先にこのポーズをしたのは猿のほう。
バッグは要注意。好奇心から中を見たがる。
赤ちゃん猿はお母さんといつも一緒。
ウブドの中心から少し歩くと、見渡す限りの田園風景。
のんびり散歩するのも気持ちいい。
バロンダンス
バロンダンスは自己に潜む膳の心と悪の心の葛藤をテーマにした踊りである。
ランダの魔法にかけられ、怒りを自分に向けている。
バロンが魔法を取り除く。
サワデ王子の母親の2人の召使の踊り。