2ヶ月のロングステイをはじめるが、それなりに準備が必要。エアーチケット、宿泊先、海外生活など、海外に関する準備は、以前の記事で述べたので、今回、留守宅に関する準備について考える。
家を長期間不在とする場合、下記の手続き、処理が必要である。
- 住民税、固定資産税、国民健康保険などの支払
- 郵便物の配達保留手続き
- 水道の元栓閉止
- 給湯器などの運転停止
- 冷蔵庫など使用しない電気器具の電源断
- 新聞・牛乳などの解約、保留
- 防犯のための電灯点灯、その他
1.は市役所から納付書が郵送されるが、不在で滞納となる可能性がある場合、市役所に行って事情を説明すれば、不在期間の支払を済ませることが出来る。
2.は郵便局へ「不在届」を提出すれば、最大30日の間、郵便物の配達を保留して、局で保管してくれる。ただし、30日の保管期間が満了した明くる配達日、全ての郵便物が配達される。したがって、2ヶ月の場合、途中、一度、誰かが受取りに行き、次の1ヶ月の不在届けを提出する必要がある。 この場合、委任状が必要となるので予め郵便局でもらっておき、郵便物をもらいに行ってくれる人に渡しておく必要がある。
3.水道の元栓は水道メーターの直前にある。我が家のような築何十年も経っていると水道管の老朽化により漏水を起こすことがある。気が付かず1ヶ月も経過すると何十万円の請求が来る。実際に46万円の請求が来たことがあった。
【参考記事】 水道料金が46万円の請求・・・
4.我が家はオール電化で給湯器が設置されている。夜間電力でお湯を沸かし、それを明くる日のお風呂、シャワー、給湯に使っている。不在時は全くお湯は要らないので長期停止の処置をしておく。単に元栓を止め、電源断にするだけ。(取扱説明書に詳しく出ている)
5.冷蔵庫は24時間運転しており、家の中ではコンスタントに電気を消費している電気製品で、1日の電力量として負荷率を30%とすると計算上160W×24時間×0.3=1.15KWHを消費、金額にすると一般家庭で35円、オール電化で30円の電気料金となる。(関西電力の電気料金単価による)。全く使用することはないので、電源断とするのが一番いい。事前に冷蔵庫と冷凍庫の庫内整理が必要。月に約1,000円の節約となる。そのほか、トイレの便座、温水なども温度設定をOFFにしておくと、通電しないようになっている。
6.新聞配達、牛乳配達は保留か、あるいは一旦解約とするか。明確な不在期間は不用意に伝えず、「しばらく留守にするので、一度保留とさせて下さい。帰って来てから改めてご連絡します」程度がいいと思う。
7.留守宅の防犯のため、家の明かりを点灯しておくのが効果がある。この場合、タイマーを使って屋内電灯を点灯する方法もあるが、玄関灯、門灯などは構造上難しい。したがって、玄関灯、門灯などはつけっ放しで仕方ない。電灯換算60Wの蛍光灯であれば13W程度なので、一日7.3円、月に218円程度。2ヶ所あっても435円/月(ただし、オール電化の場合)なので、防犯目的としてはメリットがあると考える。そのほか、雨戸を閉じておくことや、近所の人に声を掛けておくのも効果的。