パクセーはラオス南部にある小さな町で、地理的に西にタイ、東にベトナムの間に位置し、古くから両国との交易が盛んななところである。
一方で、メコン川沿いにシーパンドンやコーンパペンなど観光資源に恵まれていることや、ワット・プーが2001年世界遺産に登録されたこともきっかけに、多くの旅行者がこの町を観光の拠点として訪れるようになった。
パクセーには特に観光スポットはないが、強いて言えば、タラート・ダーオ・フアン(市場)は活気があり見ていて楽しい。
タラート・ダーオ・フアン(ダーオ・フアン市場)
非常に大きな市場で生鮮食料品から農耕器具、更に貴金属までありとあらゆるものが取り扱われている。
市場は大変活気があり、多くの人の行き来が見られる。
市場が中心となり人が集まり、町が形成されて行くのが良く分かる。
この経済活動が町形成の原点なんだろう。
ラオスでは、物価が驚くほど安い。特にビール(ビア・ラオ)が大ビン1本10,000Kip(約105円)。ビール愛好者にとっては衝撃(?)の価格。
ラオスに入って最初の食事でフー(麺料理)とビールを注文。
フーが14,000Kip(約150円)に対し、ビール(ビアラオ)が10,000Kip(約105円)。なんでぇー!
メコン川沿いには地元の人で賑わうレストランがあった。特に鍋料理が定番メニュー。
2人前の鍋とビール2本飲んで二人で52,000Kip(約550円)。
なんで、なんでぇー! の連発。
食事後、若者で賑わうカフェにてカフェ・ホーン(ミルクコーヒー)を飲む。
ベトナムコーヒーと同じようなコーヒーで、カップに練乳が入っており、コーヒーを時間をかけて抽出する。
その後、氷を入れてアイスコーヒーとして飲む。1杯6,000Kip(約63円)。
パクセーがお財布にやさしいのは、食べ物だけじゃない。ホテルだって。
宿泊したホテルはPhommala Hotelで、タラート・ラックソーンに近いところにある新しいホテル。
町までは歩いて30分ぐらい。トゥクトゥクで5,000Kip(約50円)。
部屋はA/C(エアコン)付き、しかも広くてきれい。
しかも、1泊1室朝食なしで130,000Kip(約1,360円)と安い。
他にタラート・ラックソーンから徒歩5分ぐらいのところに良いホテルがあったので、聞いてみた。
ホテル名は、Othong Hotel、A/C付き朝食なし1泊90,000Kip(約945円)だった。(ただし、WIFIはなかった)
ただし、問題点が1点ある。上記のホテルでは英語が全く通じなかった。英語が通じるホテルは、パクセーの街の中心(タラート・サオ)近くにあり、欧米人観光客が多く泊まっている、ただし値段は数倍。
値段交渉とかは問題ないが、 英語が通じないと困ることもある。何か情報を得ようと聞いても無理だった。
しかしながら、ホテルフロントの若い女性達は笑顔で親切に接してくれたので不満はなかった。それどころか、明くる日、簡単な日本語を書き込んだノートを見ながら、覚えたての日本語で挨拶をしてくれ大変感激した。
2019/07/13追記
しかし、最近のスマホアプリで翻訳機能を使えば、何も心配することはない。中国でもベトナムでもタイでも、どこでもコレを使っているのには、最初驚いたが、最近使ってみて便利だと感じるようになった。