ハノイからホーチミンまで1726kmを走る統一鉄道。
この鉄道には、寝台列車が利用できる。
2段ベッドで4人づつのコンパートメント、思ったより快適に過ごせる。
ただし、ベトナムでも空席の場合、普通席の客が 勝手に寝ていることがある。
今回、フエから乗車したので、ハノイからフエまでは空席だったので、誰か知らないベトナム人旅行者が寝ている。
フエで乗車した時、夜中だったので、ぐっすり寝ている。しかし、音に気が付いて起き上がり、ベッドを空けてくれた。(しかし、シーツとかはサラだったのに・・・)
また、テーブルも自分たちで自由に使っており、ゴミも散乱。
これが普通のベトナム人の常識。文句を言うわけにはいかない。
フエからナチャンまで乗ったが、ベトナム人2人が同コンパートメントで一緒だった。
言葉は通じないがその中の一人が身振り手振りで色々と教えてくれる。
なんでも、「今は雨季で雨が多い。そのためこの辺一帯は水浸しになる」と言っているようだった。
手持ちのチョコレートをプレゼントすると、お返しに現地のおやつのようなものを下さった。
アルコールも持参していたようで、一杯どうかと誘われたが、見るからに自家製のようで、「酒は飲まないので・・・」と言って丁重にお断りした。
列車からの眺めはすばらしく、右の方は山と田んぼ、左は海。あいにくの雨であったが、山と海の間の線路を延々と進む鉄道に満喫。(どこか日本の鉄道に似ている)
チケットは、フエからナチャンまでは、27USD(約2,900円)で、事前にハノイの駅で購入しておいた。