サパに向かう途中に通るラオカイは、中国と国境を接しており、国境の街として知られている。
中国側の国境の街は河口(ホーコウ)と言い、ベトナムとホン河を挟んで接しており、旅行者は、徒歩で橋を渡って中国に入ることが出来る。今回サパからバスでラオカイに行き、国境を超えた。
ラオカイの街
ラオカイはハノイから北西約240kmのところにある中国の雲南省と国境を接している街。
この国境は、中越戦争で1979年から閉鎖されていたが、1993年に再開された。再開後は、中国との陸路の玄関口として、ラオカイの街は急速な発展を遂げている。
ラオカイの街はホン河の西側に古い町並みがある。観光としては特に目玉はなく、サパの途中で寄っても、見どころはほとんどない。ただし、街自体は小さくて歩いて廻れるので、国境を超えるついでにブラブラと街を歩くのも良い。
ベトナム鉄道のラオカイ駅。
ハノイから列車で来ると、終点のこの駅で下車する。
中国との国境貿易は、ホン河にかかるキエウ橋を通る貨物専用鉄道の他、新しく出来たモイ・キエウ橋(新キエウ橋)を渡るトラックなどの輸送による。
物資を搭載した貨物列車が中国からベトナムへ入ってくる。
旅行者が国境を超えるには、このモイ・キエウ橋を徒歩か車で渡ることになる。
ハノイからラオカイへの行き方
ハノイからラオカイへは、鉄道、バスがある。鉄道で行くと終点のラオカイで降車。バスならサパ行きに乗り、ラオカイで途中下車となる。
バス ノイバイ空港 - サパ ¥ 1,506–5,080 5時間 – 6時間 | |
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バス ハノイ - サパ ¥ 1,408–3,777 5時間 – 6時間 | |
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バス ハノイ - ラオカイ ¥ 1,362–2,982 6時間 | |
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バス ノイバイ空港 - ラオカイ ¥ 2,945 5時間 30分 | |
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サパからラオカイへの行き方
サパからラオカイへは、路線バスに乗り1時間で行ける。(30,000VND=約150円)
乗り場は、公園の東側の道路(サパ教会の直ぐ北)にあるバス停。
ラオカイ-サパ間を運行する路線バス。
ラオカイのバス停は、ラオカイ駅の右手直ぐ。
中国との国境を超える
ベトナムへ戻る場合、ビザの取得が必要
ベトナムに観光ビザで入国した旅行者が一度ベトナムを出て再入国する時は、ビザが必要となるので注意が必要。(つまり、ベトナムへ観光ビザなしで入国した場合、再入国するにはビザが必要)
ビザ取得は、マルチエントリービザを取るのがおすすめ。日本を出発する前にビザオンアライバルをベトナムの旅行会社に申請すると、入国時にビザを取得出来る。
ビザ・オン・アライバルの申請は、下記リンクを参照下さい。
ラオカイのイミグレーションを通り中国へ
ラオカイ駅から川に沿って北西の方向に2kmほど歩くと(約20分)、ベトナム側のイミグレーション(LAO CAI INTERNATIONAL BORDER GATE ADMINISTRATION CENTER)に到着する。
ベトナム側にあるラオカイ・イミグレーションオフィスの建物。
この中で出国の手続きを行う。
ベトナムを出国して、このゲートを通過すると、中国との国境であるホン河(紅川)を渡る橋に出る。
国境であるホン河にかかるモイ・キエウ橋を中国側へ徒歩で渡り、 国境を超える。
橋の向こうに見える中国の建物は高層で新しく、その投資の大きさがうかがえる。
ベトナムから中国へ国境を渡る多くの人は、中国で商品を仕入れ、ベトナムへ持込む商人で、逆に中国からは多くの観光客がベトナム側に渡ってくる。 日本人や欧米系の旅行者はほとんど見かけることはなかった。
橋を渡ると、中国側のイミグレーションオフィス(HEKOU ENTRY AND EXIT INSPECTION CENTER :河口口岸联检中心)の建物がある。
ここで中国への入国手続きを行う。
中国国境の街、河口(ホーコウ)
中国側国境の街、河口(ホーコウ)に入ると、そこは中国。言葉も通貨も全てが中国だった。
街を歩いてみると、全てが中国一色。全く別の世界になっている。
ラオカイより街としては新しくて賑やかな感じがする。
街をブラブラしていたら、中国料理のレストランを見つけた。メニューを見ると、餃子が5圓(約80円)とか書いてある。
店に入って、ベトナムドンで支払いできるかと店員に聞くと、向いの両替商でベトナムドンから中国元に変えてくれると言うので、20万VNDを60元に変えてもらった(約1000円)。
この店で餃子とビールを飲んで、32元(約500円)を支払った。
河口では当然ながら、英語は通じない。そこで昔覚えた中国語を久しぶりに使ってみた。これは相手によるが、若い人には受けない(と言うか、スマホいじりで忙しく、相手をしてくれないし、そんなやる気のない若い中国人が増えているのは分かっていた)。
しかしながら、中年のおばさんには、結構この変な中国語が受けた。(多分、発音が悪く通じなかったので、想像たくましく聞いてくれたのだろう)楽しい時間だった。
河口の街自体は大きくないが、中国の雰囲気を味わえる。
また、国境の街だけに中国製品を安く売っている。ベトナムからここで安い中国製品を買い、ベトナムで売っているのだろう。
少数民族の民芸品として売っている商品も、安いものは中国から来ている、と少数民族の人が言っていたのを思い出す。
中国、河口からベトナムへ戻る
河口で中国の雰囲気を楽しんだ後、ベトナムへ戻ることにした。
中国側とベトナム側の建物を比較すると、中国側が資金力で圧倒的に勝り、ベトナム側を威圧しているように見える。
中国からベトナムへ渡る橋の向こうに見えるのが、ベトナムの建物だが、中国に比べ、どこか貧弱に見える。
中国側国境の街を表わすモニュメントもベトナムに比べ、立派だ。
明るい照明と大きなディスプレイで中国の偉大さをベトナムに見せ付けているようだ。
ラオカイおよび河口のホテル
ラオカイのホテル
ラオカイには適当なホテルが少なく、何件かホテルを探してみた。宿泊のホテルは、三ツ星のKim Cuong Hotelで朝食付き400,000VND(約2,000円)だった。でも、観光地で無く、競争も無いからか活気のないホテルだった。これで約2,000円なら、ハノイでももと良いホテル、ゲストハウスに泊まれるのに。
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