ホーチミンから東へ280kmほど行ったところの小さな漁村がムイネである。ファンティエットからムイネにかけての海岸線はベトナムの新しいゾート地として知られている。今回ムイネでは、リゾートホテルに泊まり、ビーチやチャンパ王国時代の寺院を見学したり、ジープで砂丘、妖精の渓谷、漁村などを巡るツアーを楽しんだ。
ホーチミンからムイネへバスで移動
ムイネーへの移動日。14:00のバスまで数時間あり、ホテル近くを散策。突然スコールとなり雨宿り。
雨があがり昼食後シン・ツーリストまで行き、ムイネ行きバスに乗車。当初は列車で行く予定だったが、満席のため、バスに変更。サイゴンームイネ間バス代、90,000VND(約450円)
ムイネ行きのバスは、マイクロバスで、ほぼ満員。
途中休憩があり、ムイネには20:00頃到着。
宿泊予定のリゾートホテルは街から少し離れているのでタクシーで向った。(タクシー代40,000VND≒200円)
ホーチミンからムイネまでの移動は、列車かバスかどちらが良いか
ホーチミンからムイネまでは、列車とバスがある。列車の場合は、1日7本の列車がある。最寄り駅はファンティエット駅であるが、朝6:40ホーチミン発の1日1本のみ。
他の便では、最寄駅のビン・トゥアン(Binh Thuan)駅で降り、タクシーでの移動となる。この場合、ムイネまではタクシー代は400,000VND(約2,000JPY)となる。
移動時間は、ホーチミン – ビン・トゥアン駅が3時間半~4時間。
一方、バスの場合、ホーチミンからの移動時間は5時間程度かかるが、ムイネの街まで行ってくれ、そこからホテルまでタクシーで行っても40,000~60,000VND(約200~300円)程度で行けるのでオススメ。
バスで行く場合の時刻表と運賃
ホーチミンからのバスは数社が運行している。
人気のバス会社としては、シン・カフェ、ハン・カフェ、クムホなどがあり、片道650~1050円程度でスリーピングバスや4列シートの急行バスを運行している。
一方、WiFiや車内トイレが設置された3S Limo社の3列シートのバスがムイネまで1日2便運行されている。運賃も1380円でリーズナブル。
バス ホーチミン市 - ビントゥアン省 ¥ 1,491–7,138 3時間 – 6時間 | |
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バス ホーチミン市 - ムイネー ¥ 1,527–2,618 2時間 40分 – 4時間 40分 | |
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バス ホーチミン市 - ファンティエット ¥ 2,618–2,640 2時間 10分 – 3時間 | |
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列車で行く場合の時刻表と運賃
列車で行く場合、数日前にチケットを予約しておくことをオススメする。今回もサイゴン駅でムイネまでのチケットを購入しようと5日前に行ったが満席となっていた。
特に、週末や連休、ピークシーズンには、現地の旅行者も多く、列車チケットが売切れる可能性が高いので早めの予約が望ましい。
オンラインで事前予約も可能なので、現地で購入する時間の無い場合や、駅で列に並ぶ手間を省くには、オンライン予約がオススメ。
列車 ホーチミン市 - ビントゥアン省 ¥ 1,289–6,061 3時間 24分 – 4時間 3分 | |
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ムイネ・リゾートホテルに泊まる
ムイネは、ベトナムのリゾート地として知られ、ナチャンより新しく、規模は小さいが、それだけに静かな雰囲気がありオススメのリゾート地である。
宿泊したのは、Thai Hoa Mui Ne Resort(タイ・ホア・ムイネ・リゾート)でムイネで人気のリゾートホテル。このバンガローに3泊予約していた。
ここはtripadvisorでも上位のシービューのバンガローで45USD。ここで3泊する。
バンガローの前に広がる白いビーチ
ムイネーリゾートは今回の旅の目玉のひとつだった。
青い海、白いビーチで癒されたいと思いで、少し高い目のシービューのバンガローを予約した。
ムイネービーチは東シナ海に面しており比較的新しいビーチリゾート。波の音が心にやさしく響く。
バンガローの前はホワイトビーチが広がる。
ここでのんびり3泊する。初日はいつものように情報収集。ホテルで現地ツアーの料金をチェックしてから、タクシーでムイネの町に出た。
リゾートホテルを探す
ファンティエットの東からムイネ村にかけて長く続くビーチ沿いにはたくさんのリゾートホテルが並んでいる。そのほとんどは、ビーチ沿いなので東シナ海を見ながらビーチリゾートを満喫出来る。値段も1,000~20,000円まで選べる。お得なホテルを探そう。
Booking.comバイクタクシーでファンティエットへ
ファンティエットへ
バイクタクシーでファンティエットにも足を伸ばした。
バイクタクシーでファンティエットへ向かう。
ファンティエットは古くからリゾート地だそうで、大きなホテルもあるが、街自体はそれほど見るところはなかった。
ムイネとファンティエットはバスが走っており安くて便利に利用出来るので、帰りはバスを利用。値段は10,000VND(約50円)だった。
チャンパ王国時代の寺院・チャム塔に寄る
ムイネからファンティエットに向かう途中、チャム塔と言うチャンパ王国時代の寺院がある。
8~9世紀に建てられたチャム塔は、今でも参拝者が多く訪れる。
色んなツアー会社やタクシードライバーと交渉したが、最終的に400,000VND(約2,000円)でジープ砂丘半日ツアーを申込んだ。
ジープに乗って、砂丘 ツアーを楽しむ
前日予約したジープの半日砂丘ツアーに行った。(プライベートツアーで4名まで乗れる)
このツアーは、ムイネの観光スポットである、ホワイトサンドデューン、レッドキャニオン、イエローサンドデューン、フィッシングヴィレッジ、妖精の渓流を回る4時間のコース。
ムイネのこのジープツアーは人気があるらしく、半日で廻れるのも魅力。オススメのツアーだと思う。
砂丘での日の出を見るため早朝6時半にホテルを出てジープでホワイトサンドデューンに向けて走ること40分。
夜も明けぬ朝6時半頃、ホテルを出発し40分走る。
このジープはアメリカ軍のベトナム戦争遺品で10,000USDで買ったそうだ。
ホワイトサンドデューン
この周辺は、砂丘が多く、白、赤、黄色の色をした砂丘が続いている。
ホワイトサンドデューンで日の出を見る
レッドキャニオン
グランドキャニオンにあやかったネーミングだろうが、砂丘を雨の流れが侵食して小さな谷状の溝を造った感じ。規模的にはすごく小さいくミニチュア版。
レッドキャニオン深さは5mぐらいか。
イエローサンドデューン
この砂丘の砂の色が黄色に近いことから、イエローサンドデューン(黄色い砂の砂丘)と言われている。
地元観光客も来ているみたいで、そこそこの人がいた。
フィッシングヴィレッジ
ムイネの小さな漁村。
道路から階段で降りると、小さな漁村がある。
沖合いにはたくさんの船が出て、漁をしているのが見える。
妖精の渓流(フェアリー・ストリーム)
妖精の渓流はその言葉の通り、妖精が住んでいそうな美しい景色の小川で、川底は周囲の川岸から侵食され流れて来た細かい砂が堆積している。
水深は足首程度で、裸足で砂の上を歩くと気持ちがいい。赤土と白い石灰岩で出来た川岸に沿って渓流を昇ると約30分で突き当たりの滝まで行ける。
裸足で砂の上を歩く渓流ウォーキングは気持ちがいい。
しばらくすると、途中で少年二人が待ち構え、ガイドをすると言ってついてきた。
ガイドと言っても四葉のクロ-バーやおじぎ草を指さして示すだけで、単に観光客相手に小遣い稼ぎをしているだけだ。
適当にあしらっていたら、途中で「この先は同じ。もう学校に行かないと行けないから帰る」と言い出し、ガイド料を要求して来た。
観光客相手に子供ガイドが付きまとって来るが、彼らは暫くするとガイド料を要求してくる。
そこで「お前たちはガイドの仕事をしていない」と言って支払いを拒否したが、悪いことをするより汗を流して稼ごうとしているんだ、と思い1USDずつあげた。
ビーチで獲れたてのシーフードを楽しむ
朝が早かったため、4時間の砂丘ツアーから戻ったときは未だ11時前だった。
ビーチでのんびりしていたら、カニ、エビ、貝等を売り歩いている人がいた。
料理をしてくれると言うので、カニ、エビを、150,000VND, 50,000VNDでお願いした。これにともないビールも7本消費した。
ビーチにはベンチが並んでおり、海を見ながら獲れたてのシーフードが楽しめる。
お隣のリゾートホテルで昼食後、列車でフエへ
列車の時間まで近くを散策
今日は土曜日のせいか、宿泊しているホテルは地元ベトナム人の家族連れ宿泊客が多く、朝から賑わっていた。
昼過ぎホテルを出る予定だったので、午前中は近くを散策。
ムイネ-はヌックマムの産地で有名。ホテル近くにたくさんのヌックマム工場があり、直販もしている。
ホテル近くのヌックマム工場。
入口の店では、直接販売もしている。
感じの良い隣のリゾートホテルは、空いていたので、ここで昼食を取り、昼過ぎホテルを出た。
隣のリゾートホテルも感じが良く、ワインを飲みながら過ごした。
ムオン・マン駅に向かい寝台列車に乗る
今日は寝台列車でフエ(Hue)まで移動する。近くのムオン・マン(Muong Man)駅まで、タクシーで向かった。タクシー代400,000VND(約2,000JPY)。
駅と言っても一日数便の列車しか走っていないため、周りは何にもなく田舎駅の感じ。
やがて、列車が到着した。
ベトナム統一鉄道でムイネからフエへ向かう。
プラットフォームは低すぎて、荷物を持ち上げるのが大変だった。
乗車した寝台列車は、ひとつのコンパートメントには2段ベッドが向かい合わせに2組あり、計4人が使用出来る。
私の部屋は、ベトナム人のおばさんで、みんな姉妹だそうだ。英語が通じないので、ガイドブックのベトナム語で少しの間コミュニケーションを楽しんだ。