【カントー】メコンデルタ最大の都市を観光する

ホーチミンからバスで南へ約3.5時間のカントーはメコンデルタ最大の都市。大都会と違った風情に浸れる。ボートトリップで水上マーケットやカントー川支流で自然を楽しんだり、市場やナイトマーケットを楽しむことが出来る。

約9年前の2010年8月、シンツーリストのツアーでカントーに来たことがあった。

ツアーは2泊3日で、チャウドックで1泊、カントーにて1泊してホーチミンに帰る予定だったが、ツアーから離れ、ここカントーで連泊したのを思い出す。

当時は、田舎のゆっくりと流れる時間を感じたが、9年後の現在、少し様子が違う。とても都会的に変わって来ている。

関連記事(9年前のカントー):メコンデルタ … Mekong Delta

カントーのホテル

どこに泊まる(ロケーションを優先しよう)

早朝のボートトリップで水上マーケットを見学するには、カントー川沿いの船着場近くに泊まるのがベター。朝5時頃だから歩いて行け範囲なのが良い。また、近くには、市場やレストランもあり食事やショッピングにも困らない。

カントーのホテルを探そう。カントーのホテルは、カントー川沿いにある公園からフェリーターミナルの周辺がおススメ。ホテルも多く、レストラン、土産物屋、ナイトマーケット、カントー市場にも近いので、非常に便利である。

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カントーのホテルは安すぎてビックリ!

移動中のバスの中で手頃なホテルを探していたところ、ここHanh Phuc Guesthouse(ハンフックゲストハウス)を見つけ予約した。

まず、ロケーションが良く、船着場から歩いて5分くらい。市場、ナイトマーケットにも近くブラブラするのには良い。

そして宿泊料金が安い。料金は下記リンクを参照。

宿泊したカントーのホテル:Hanh Phuc Guesthouse

カントーの観光

カントーの観光と言えば、水上マーケットの見学をメインとしたボートトリップ、そして、カントー市場、ナイトマーケットなど。

カントー川をボートトリップ

ボートを探し、予約する

カントー市場を目指して行くと、川沿いの公園に出る。ここは、船着場になっていて、多くのボートが係留されている。ここがボートツアーの出発地である。ツアーの看板を見ながらブラブラしていると、ボートトリップに行かないかと声が掛かって来る。

ボートトリップのチケットセンターで、料金を掲示した看板があった。掲示料金は、約6時間のツアーでボート1隻貸切で600,000VND(約3,000円)、グループツアーに参加の場合は、確かひとり70,000VND?のようだった。

料金の看板を見ていたら、地元のおばちゃんから声を掛けられ、ボート1隻チャーターで500,000VND(約2,500円)で行ってくれると言う。

このおばちゃんは、別のおばちゃん(この人が船頭のようだ)を呼び、ボートを見せてくれた。そして、「これが私のボートだ。これで行くよ」と言って、明日朝5時に来るように言われた。

なんだか調子に乗せられているようで不安な面もあったが、「OK」と返事をして、手付として、100,000VND(約500円)を支払った。(しかしながら、信頼は裏切られることに・・・)

出発は早朝の5時だ

出発時間が早朝5時と言うことで、4時起きした。前日に買っておいた朝食のハンバーガーとコーヒーを飲み、ホテルを出た。まだ夜が明ける前で、辺りは薄暗い。5分程度歩いて、ボート乗り場に着くと、人陰がちらりほらり。

やがて船頭のおばちゃんがやって来た。舟に乗ると、後から他にもベトナム人カップル2人も乗って来た。どうやら別のお客らしい。「えっ!貸切で予約したのに・・・」とボヤいても今更どうにもできない。

真っ暗の中を出港すると、タンアン市場の灯りが見えて来た。

5時過ぎ、ボートは岸を離れた。
まだ、辺りは真っ暗だ。

右岸に、タン・アン市場が煌々と灯りを付け、早朝の市場が活気づいているのが見える。

ボートは5~6人乗りの小さな舟。船外エンジンが付いているが、ビニール袋などの漂流物がスクリューに絡まり、掃除のため時々エンジン停止をせざるを得ないので、大きいボートに抜かれて行く。

最初に向かったカイラン水上マーケット

カイラン水上マーケットはたくさんの船が集まる大きなマーケットで、果物野菜などが売買されている。

まず、最初にカイランの水上マーケットを見る。
たくさんの船が集まっている。それぞれマンゴー、パパイヤ、スイカ、パイナップル、バナナなどの果物や野菜を一杯積込んで、売っている。
何を売っているのかは、船に立てた竿に吊るしているので一目瞭然。

船頭さんが朝食を接待される土産物店に寄る

舟はライスヌードル工場前に到着し、上陸する。他にも多くのボートが御客を連れて来ていた。

お客が集まると実演をするライスヌードル工場。レストランとお土産店を併設。

ライスヌードル工場と称して、レストランと土産物店も併設している。

ライスヌードル工場では、実演もしてくれるが、メインは食事と土産物販売。

また、外に出ると、フォーを売る屋台やカフェなどもあり、賑わっていた。
船頭さんとお孫さんも、フォーをご馳走になっているようだ。(これが目的か)

カントーの支流に入ると自然がいっぱい!

カントー川支流に入ると、そこは自然がいっぱいであった。

小一時間ほど時間を潰した7時頃、再びボートに乗り、カントーの支流である小川に入った。
ここは、地元の人々の生活感が溢れている。川で洗濯したり、野菜や果物を洗ったりで、忙しそう。
周りは、トロピカルフルーツの木々が乱立している。あ~、自然がいっぱ~いだ!

また、レストランに上陸するの?

2時間ほど支流をさかのぼった9時過ぎ頃、またもやレストラン Homestay My Thuan に上陸。
おいおい、また食事の接待を受けるのか。

船頭のお孫さんも一緒のボートトリップで立寄ったレストラン

河辺りのオープンレストランは景色も良く、風が涼しくて心地よかった。
写真のお嬢ちゃんは、船頭のお孫さんだ。船頭はおばあちゃんだった。

前日の予約時も一緒だったので、きっと、後継者として育てているのか?

しかし、おばちゃんとお孫さんは、裏の方で今朝2度目のご飯を食べていた。私は、お腹は減っていないので、コーヒーとフルーツを注文しただけ。

ここは名前の通り、宿泊も出来る。値段を聞くと400,000VND(約2,00円)/室・泊と言っていた。(朝食付き)

Homestay My Thuan:https://mythuanhomestay.blogspot.com/

支払い時にトラブル発生!

そして、1時間が過ぎ、再度ボートに乗り、カントー川本流へ戻り、船着場に11時ごろ帰着した。時間的に6時間のツアーだった。

支払いの段になって、同船のベトナム人が払うのを見て、「いくら払ったの?」と聞いてみたが、相手は笑いながらベトナム語で言っていたが分からない。

そこで、船頭さんに「話が違う。プライベートツアーのはずだ。ツーリストポリスへ行こう」と文句を言ったところ、「200,000VNDで良い」って言ったので、それで決着した。

結局、ボートトリップとして、合計500,000VNDのところ300,000VND(約1,500円)になった格好だ。

ボートトリップのルートマップ

このボートトリップに含まれているのは、下記の内容。

  1. カイラン水上マーケット
  2. ヌードルファクトリー
  3. フルーツガーデン
  4. カントー支流の小川を巡る

なかでも、醍醐味は、水上マーケットだったが、2度目のことでもあり、朝早く起きた割には、それほどの感動はなかった。また、フルーツマーケットも船上から見るだけ。なんだか、おばあちゃんと孫の朝食にお金を払って付合わされたような感じだった。

きっと、旅行社が催行するツアーの方が、ガイドも着いてもっと充実しているんだろうなぁ、と思った。

まぁ、しかし、これも旅の思い出。実利が目的ではないから。と納得。

カントー街歩き

街歩きマップ

主要な街歩きスポットは、下記の通り。

  1. 公園
  2. カントー市場
  3. タンアン市場
  4. アンラック市場
  5. ナイトマーケット
  6. センス・シティ

まず、公園へ行って見る。そこには船着場があり、観光用のボートツアーの案内をしている。ボートツアーに参加する場合は、料金を比較しながら、数件廻って見る見るのも良い。

そこから南に下がると、カントー市場、そしてさらに南に行くとタン・アン市場がある。それから西に向かうと、アン・ラック市場に着く。

カントー市場の前は夕方よりナイトマーケットになる。屋台が出て賑やかに。

カントー市場は観光市場となっており、土産物が中心だが、他の市場には新鮮な海産物や野菜、果物などが並ぶ。

カントー市場の前は、夕方よりナイトマーケットが開かれ、屋台が出る。

一方、昼間であれば、センス・シティがショッピングや食事jに良い。コープマートやレストランが入っており、土産物を買ったり、食事をしたりすることが出来る。

旧正月の飾り付けで街は色付く

時は、2月8日で旧正月の真っただ中。2月5日から始まった旧正月のお祭りも2月9日まで。

急所月の飾り付けがカラフルなグエン・タイ・ホック通り

グエン・タイ・ホック通りは、全面、旧正月の飾り付けでカラフルな歩行者天国となり、朝から晩まで、地元の人達で溢れかえっていた。

ホアピン通りは夜になっても車やバイクが走り回っている。

メイン通りであるホアビン通りもイルミネーションが輝き、夜遅くまでバイクや車が行き交っていた。
道路沿いの屋台は人でいっぱい。

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