北京から平遥へ。古城内の四合院造りのホテルで昔の中国へタイムスリップ!

平遥は明朝時代に作られた城壁に囲まれた町で、今でもほぼ完全な形で町並みが残されている。ここは1997年に世界遺産に登録された。平遥は、北京から670km南に行ったところ。北京からは、太原まで高速鉄道で行き、太原でバスに乗り換える方法をとった。

まず、ホテルから北京西駅までタクシーにて25元で行った。降車したのは、駅の反対側の道路沿い。道路を歩道橋でわたる必要があるが、すごい人でなかなか階段が上れない。人が多すぎる。入口では手荷物の安全検査。そして中に入ると列車毎に待合室の番号が表示されている。この番号の待合室に行くと改札口があるが、複数の列車の待合室となっているので、この中もすごく混んでいる。やがて改札が始まり、プラットホームへ降りることになるが、エレベータは停止中(事故の影響か?)スーツケースを持って階段を降りなければならない。

DSCF5314待合室は混雑している。改札口の表示に注意して、改札が始まったらプラットフォームへ進む。
DSCF5315エレベータは停止中で、プラットフォームへは階段を降りていく。

 

D車は中国の高速鉄道で日本の新幹線のようなもの。チケット購入が1日前だったので一等席(軟座)は売切れ、2等席(硬座)になった。2等席は5列シートで幅が少し狭い感じがする。

列車の速度7月の事故の影響で一律最高速度を50km/h減速しているそうだが、最高時の速度表示は238km/hとなっていた。

社内は食事の注文を聞きに来たり、車内販売のワゴンが往来する。全車禁煙で社内は時々床をモップ、ほうきで清掃しているのできれいに保たれている。

DSCF5332高速鉄道は北京から太原まで500kmほどを3時間半で結ぶ。
DSCF5319往路は2等車に乗車。(1等車が売切れのため)5列席で1等車の4列席に比べやや狭く感じるが、特に問題はなかった。
DSCF53212011年6月より実名を乗車券に記載することになったと書いている。
したがって、駅で購入した乗車券の左下にはパスポート番号が印刷されている。
DSCF5342太原駅に到着。太原から平遥へは鉄道もあるが、乗継がよくないので、バスにした。
DSCF5344平遥行きのバスは、建南汽车站(バスターミナル)から出ており、太原駅から、公交611(611路のバス)に乗り1元で行ける。しかしながら、荷物等がある場合は、タクシーの方が便利。(交渉性で15元/2人だった)

 

平遥のバスターミナルから平遥古城内ホテルへは歩いて行ける距離であったが、不案内であったので、声をかけてきたタクシー(と言っても3輪車タイプの乗り物)を20元から10元に値切り乗車した。

平遥には、古城内と城外にホテルがあるが、古城内には四合院造りのホテルが多くあり、雰囲気を味わうため古城内の「熙仁泰宾馆」(シンレンタイヒンカン)に宿泊した。このホテルは、以前テレビで紹介されていたので予約したが、トリップアドバイザには口コミはなかった。

DSCF5470宿泊した熙仁泰宾馆。
DSCF5384四合院造りとは、中庭を囲んで口の字型に1階または2階建ての建物で構成された構造を言う。ひとつの四合院には数十の部屋があり、ホテルによってはこの四合院が複数個ある。部屋の大きさも違いがあり、広さによって値段が変わる。
DSCF5348我々の予約していた部屋は168元(約2,100円朝食付き)であったが、部屋を2~3見せてもらい少し広い部屋に変更してもらった。料金は198元(2,475円)。
部屋内にはトイレとシャワー、テレビがあり、無線LAN接続(無料)、朝食付きだった。
DSCF5379朝食はお粥、パン(面包)、ゆで卵、麻婆豆腐などの料理が4品。

平遥古城内には、たくさんの四合院造りのホテルがあるので、宿泊に困ることはなさそうである。

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