昔の中国の町は敵の侵入を防ぐため、城壁で囲むのが一般であるが、麗江古城にはそれがない。なぜなら、この地を支配していたのは、木と言う性の一族で、城壁で囲むことを非常に嫌ったからと言う。すなわち、木を囲むと ”困” と言う字になるからだ。(と言われている)
麗江は玉龍雪山を背に、その雪解け水を取入れ、町の中はきれいな水路が張り巡らされている。ただし、この水路は用水のためで、上海、蘇州水郷地帯にあるような運河の用途ではない。
麗江市は人口120万人の都市であるが、古城の外にあり、古城内だけが観光地としてこじんまりとまとまっている。古城内だけであれば、1~2日で一通り歩いて廻れるぐらいの広さである。
町にはみやげ物が並んでいる。銀製品、櫛、ベルトなど水牛の角・皮の加工製品、シルク製品、お茶、楽器、アクセサリーなどいろんな店がある。 | |
レストランも多い。小吃から火锅まで、西洋料理もある。 |
古城の南の方には、市場があり食料品から日用品までなんでも揃う。 | |
火鍋が売っていたので値段を聞いてみたら、500元(6,250円)と言う。安いけど持って帰れない。 | |
500元の銅製の火鍋。上のエントツから炭を入れるタイプの火鍋は今でも本格的なレストランでは使われている。 | |
市場でお母さんの手伝いをする女の子。 |
三眼井と言って、水を3段階に使い分ける。1番上流が飲用、2番目が野菜などの食品用、最後が選択用となっている。 ここで使った水は下流ではどう使われるのだろう・・・と水の利用方法について疑問を抱く。 |
麗江古城の町の中心にある「四方街」。ここを基点に四方へ道が伸びる。