昆明から麗江へ・・・列車の旅

昆明から麗江までは飛行機、バス、鉄道の選択肢がある。運賃は飛行機で380元(50分)、バスで約200元(9時間)、鉄道一等227元(8.5時間)で、当初、夜間の寝台列車(昆明22:33発、麗江7:02着)がベストの選択と思い、駅へ行って見ると1等寝台は売り切れであった。(この夜行列車は人気があり、旅行社が席を買占めているらしい)

昼間の寝台列車かバスかを比較したが、料金がほぼ同じで、寝台列車(1等)の方が4人用のコンパートメントでゆったりとしているので最終的に寝台列車にした。この列車はK9610で昆明10:02発、麗江18:32着、1等寝台料金が、上段218元、下段227元であった。

DSCF6221昆明駅での切符購入時の様子。
切符売り場は非常に混雑している。30分程度の待ち時間は覚悟しなければならない。
DSCF6214壁面に大きな掲示板で各列車の座席予約状況が示されている。事前に目的の列車の座席に空きがあるかを確かめておけと窓口でのやり取りがスムースに行く。
ちなみに、購入するK9610の1等寝台はまだ空きが23席ある。
DSCF6220購入希望の列車番号、乗車駅と発車時刻、行き先、座席等級、希望座席位置などを予めメモに書いておき、それを渡すとスムースに購入できる。
ちなみに、私の場合は、下記のメモであった。
车次;k9610
昆明10;02开
昆明-丽江
软座2张(上下)

当日、駅までタクシーで行き、セキュリティ検査を通って、待合室に入った。

DSCF6437昆明駅の入口のセキュリティチェック。
中国では飛行機に限らず、バス、地下鉄、鉄道に乗車時、駅でセキュリティチェックがある。
DSCF6439昆明駅の待合室は新しい。中にはファーストフードやコンビニなどの店がある。

やがて、列車が到着。我々の乗車した寝台列車は2階建てになっており、1等寝台は車両の下方であった。我々は上下の寝台を取っていた。

DSCF64431等寝台列車は2階建て。下の方が1等寝台。上はVIPとか書いてあり、別の用途のようだ。
DSCF64501等寝台の内部。
コンパートメントになっており、4人用の固定式ベッドがある。枕、毛布が備え付けられている。

出発間際、3人の若い中国人旅行者が入ってきて、「我々は上段の席を取っているので下段と変わってくれないか。下段でトランプをしたい」と行ってきた。我々の席と向い側だったので下段の席については分からない」と答えた。すると、3人は下段に座って雑談を始めた。

一駅目でこの座席の持ち主が現れ、若者は上段の一人を残して出て行った。やれやれと思いきや、今度は下段の乗客の連れが2人入ってきて、3人が下段に座り物を食べながら話を始めた。

さては、彼らは、1等寝台の座席を1つだけ取り、後は2等車で購入し1等車に全員集合して食べたり飲んだり、駄弁ったりすることを考えているんだと気が付いた。なんて賢いんだろ。2等車は90元だから、3人で227+90×2=407元。一人平均136元で1等寝台で過ごせるわけだ。(昼間は特に好都合)

更に、こちらが2人で下段に座っている時でさえも、その隙間に他の男の人が座って来た。もう、足を伸ばしてくつろげない状態。なんて厚かましいんだろう・・・・・いや、譲り合いの精神か?昼間の寝台はこんなこともあると言う教訓だった。(夜なら寝ていれば問題はないのだろうか?夜でも何かが起こるのだろうかと心配になって来た)

DSCF6472あんまりなので、カメラを出して写真を取ろうとしたら、あわてて出て行った。(いや、丁度出て行くタイミングだったのかも)これが中国式なのだろう。気にしていたら列車になんか乗ってられない。譲り合いの精神で!

18:32分を少し過ぎて、列車は麗江に到着した。

DSCF6477麗江駅は今年3月に出来た新しい駅である。

コメント

  1. takashi より:

    旅キチすーさん、こんいちは。
    軟臥早い目に取れば大丈夫だと思いますよ。
    また、何か新しい情報があれば、教えてください。
    それでは良い旅を!

  2. 旅キチすーさん より:

    takashi 様

    貴重な情報ありがとうございました。
    大変参考になりました。

    軟臥夜行で、駄目なら軟臥昼行をトライしてみます。

  3. takashi より:

    旅キチすーさん、こんにちは。コメント頂き、ありがとうございます。
    時期によりますが、早い目なら夜行寝台の軟臥も確保出来ると思います。(確か、10日か15日前から切符の購入が出来る)
    硬座には何度か乗ったことがありますが、予想以上に混むことが多くありました。一度、混んでいた時、スーツケースなどの大きい荷物は自分の席まで運べないので入り口付近でズーっとたっていました。(大きい荷物があるときは寝台列車が望ましいです)
    硬座の車内の雰囲気はそんなに悪くはないのですが、とにかくお喋りとトランプが好きな国民性ですから、長時間になると疲れるかも知れません。
    中国の方はあまり遠慮はしないので、厚かましいと思い勝ちですが、根は意地悪でもなんでもなく、初めて会う人でも和気藹々で楽しんでいるようです。もし、中国語が出来て輪に参加出来れば、きっと楽しいかなと思ったりしますので。
    私のお勧めは、大きな荷物がある時は、寝台軟臥→バス→硬座の順、バックパックであれば、寝台軟臥→硬座→バスの順でもいいと思います。
    ご参考になれば幸いです。

  4. 旅キチすーさん より:

    ・12月に成昆鉄道に乗るので、麗江まで足を伸ばしたいのですが、夜行寝台は取りにくいと聞いています。麗江からは軟臥なら取りやすいと聞き、そのつもりです。
    ・そこで昆明から麗江までの夜行寝台を諦めて、バスか昼行の列車を検討中です。中国国内航空は好まず、バスの9時間も自信なしでK9610を使うつもりでしたが、硬座のみと聞きました。昼でも軟臥があると初めて知り、感謝。
    ・ただしこの記事で、やはり中国の列車内が心配になってきます。世界中で日本中で、列車の旅には慣れているシルバーの旅キチですが、中国では嫌な思いもしています。
    ・掲載の掲示板でも、軟座は無く「硬座」は充分あいているようですが、硬座車内のの様子がお分かりでしたらお教えください。軟臥が取れない場合に備えて、「硬座」も覚悟して出かける予定です。一昔前のように、うるさく汚く耐え難いほどではないと期待しているのですが、若い時分のようには硬座を楽しむ自信がありませんので、よろしくお願いします。

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