今日はセブにある日本領事館(Consular office of Japan in Cebu)に行く用事があったので、セブでの日本人旅行者の安全に関する情報を聞いて見た。
日本領事館はCebu Business Park のKeppel Center 7階にある。セキュリティが厳しいので、ID持参は必要。
入口を入ると、数名の家族連れがロビーに座っていた。受付の女性に領事に話をしたいと言ったら、領事に話を通してくれ会ってくれた。
領事の話では、「フィリピンの状況は日本と大きな違いがある。ここでは、最低賃金が1日280ペソ(約560円)で、大変生活に困窮している人が多い。
そのためスリ、強盗等の犯罪は絶えない。警察官への苦情も多く、警察官自身も賄賂を期待しており、当てにならない。事あるたびに警察署のトップに言っているが、末端へは行き届かない。
また、フィリピンでよくある日本人男性のケースとして、フィリピンの若い女性と結婚して、お金を全て取られ、最後に捨てられて領事館に助けを求めて駆け込んで来る。これには日本政府も面倒を見切れないので、自己責任で対応してくださいと言っている。
また、領事は、「フィリピンに来られる日本人旅行者の多くは、フィリピンのこのような現状を知らないので、旅行代理店等を通じて情報を流している」とのこと。
私がこれまで旅行した東南アジアの国々、および中国の中で、フィリピンは特に犯罪が多く、また拳銃が使用されることもあると聞いており、マニラや比較的安全と言われているセブでも、このような犯罪の被害者にならないよう十分気をつけるべきと思う。
セブにある日本領事館事務所
現在のフィリピンは、下級階層の人口比率が多く、なかなか改善できないことがこのような犯罪を生み出している要因のひとつであるが、これを解決して安心して旅行できる国になうのには、まだまだ時間がかかりそうある。