使える旅の英語シリーズとして、E-mailを使ってホテルと連絡する方法について紹介する。ホテル予約時、ホテルへ要望を伝えたり、またホテル予約サイトを使わず、直接ホテルやゲストハウスなどに予約・キャンセルの連絡をする場合などに使える。
ホテルへの空室照会
WEBサイトなどに記載されたEメールアドレスへ空室照会をしてみよう。
ホテルの空室照会では、宿泊日(チェックイン)、宿泊日数、宿泊人数とともに部屋の要望(WiFi、エアコン、禁煙/喫煙、ベッドの種類、バストイレ付きなど)を提示し、1室当りの料金と部屋の種類(グレードと広さなど)、朝食付きかどうかなどを聞くこと。
その他に、ホテル設備、ホテルまでのアクセス、支払い方法、チェックイン時間、チェックアウト時間などもWEBサイトなどで情報がなければ事前に聞いておくのがいい。
また、宿泊者の到着予定時間、ホテルまでの送迎の要否なども連絡しておく。
Subject: Inquiry about your hotel / guesthouse
Dear Sirs and Madams,
I'm writing to ask you about booking your hotel.
I'm going to stay at your hotel from 30 April, 2020 for 2 nights.
I need one twin-bed room good for 2 people.
I prefer non-smoking room.
Please let me know the availability and the room rate.
Thank you.
ホテルの予約
いくつかのホテルへ空室照会で得た情報から、希望するホテルが見つかれば予約を入れてみる。
ホテル予約では、宿泊日(チェックイン)、日数、人数、部屋の種類、朝食要否などを条件として金額の確認もしておくのがベター。
その他に要望として、ホテルまでの送迎の要否、チェックイン/チェックアウトの時間などもサーービス時間外であれば、その旨も連絡を入れておく。
また、キャンセル条件も事前に確認しておく必要がある。
下記は参考例文です。アレンジしてご使用下さい。
Subject: Room reservations
Dear Sirs and Madams,
I want to book a room with a double bed for three nights from April 20.
We prefer a room with an ocean view.
We are 2 adults.
Please let me know the availability and room rate.
Thank you.
Taro Yamada
バリエーションとして下記を付け加えてもいいでしょう。
・料金の問合せ
How much does a twin-room cost for one night?
・部屋代に税・サービス料が含まれているか
Are tax and service included in the rate?
・部屋の要望
We prefer a room with a view of sea.
We want a room on a non-smoking floor.
・サービスの確認
Does your hotel offer a roundtrip transfer service to and from the airport?
・チェックアウト/チェックインの確認
I think I can check in around 6 p.m.
By what time must I check in?
・ホテルでのサービス予約
Can I book a rent-a-car?
Is insurance included in the price?
・支払方法
Do you accept credit cards?
・キャンセル条件
Do you mind letting me know about your cancel policy?
ホテルの予約をキャンセルする
既に予約したホテルを、何らかの理由でキャンセルする必要が出てきた場合、下記の連絡をすると良い。
Subject: Reservation cancellation
Dear Sirs and Madams,
I have made a reservation for a room with a double bed for three nights from April 20.
The reservation No. is 56781234.
Unfortunately, however, I have to cancel my reservation because of the schedule change.
Please inform me on this matter by return.
Thank you.
Taro Yamada
海外サイトでのEメール使用に気をつけること
海外サイトへのEメール登録では、特にメールアドレスに気を付けたい。
と言うのは海外サイトで登録したEメールアドレスは直ぐに売買の対象になってしまう可能性が高いからである。このため、たくさんのジャンクメールや迷惑メールが来る。
特に悪質なメールでは、カードや銀行の他、ショッピングなどの偽サイトに誘導してパスワードを入力させ、クレジットカードや個人情報などを盗み、不正に使用されることがある。
この種のメールは以前は英語で来ることが多かったが、最近は日本語で来ることがある。
メール送信者に心当たりがなかったり、日本語がおかしいなと気付くこともあるが、メール上のリンクや添付ファイルをクリックするのは絶対にしては行けない。もちろん返事を書くこともせず、迷惑メールとして放置するのがいい。
対策としては、メールアドレスを普段使うものと区別して、それ専用のアドレスとするのがいい。
そして、迷惑メールが多くなったとき、そのアドレスを削除して、新たなメールアドレスを作る。以降も利用するサイトで登録したメールは、メールアドレスを変更しておくと良い。
PayPalから来た偽メールの例
ペイパルからのメールで一瞬ドキッとするのであるが、次のことを言っている。
「あなたのアカウントは変更されました。変更部分を見るには、
1.あなたの口座にログインして
2.あなたの口座または更新部分を確認して
3.あなたの社会保証番号、住所が正しいことを確認下さい
ペイパルからのメールで一瞬ドキッとするが、メールに記載されたリンクアドレスは絶対にクリックしないこと。
見に覚えのない利用者は、とっさにメールに表示された偽PayPalサイトをクリックしてログインしてしまう。この時、ログインID(メールアドレス)とパスワードが盗まれることになる。
ログインして見ると、ビックリするのは全く違った名前が表示されているので、余計にパニックになる。
でもこの時は既に遅い。ログインIDとパスワードを知った犯人はもうあなたのアカウントからお金を騙し取ることが出来るのだから。
このメールの不審点は、下記である。
1.宛先が”undisclosed-recipients:”
このメールは登録アドレスに一斉に送られている。通常、PayPalからのメールはアドレスが表示される。また、このように重要なメールでは名前が表示されている。
2.送信者のメールアドレスは”service@paypal.com”ともっともらしく偽装されているが、本文に表示された偽PayPalサイト(”Log on to your Online Account“と言う誘導サイト)は “http://onceamarine.org/maillib/secure-mode/” となっており、Paypalの公式サイト “https://www.paypal.com” と違う。
また重要なサイトでは”https”のように”http”の後ろに”s”がついてセキュリティがかけられている。
このメールに被害に合うケースは多く、PayPalでは注意を促している。おかしいと思ったら、まず、メールに表示されたサイト(URL)をクリックしないこと。
かならず、いつも使っている「お気に入り」に登録したURLからログインする。
メールの添付ファイルに気を付ける
この他に、「トロイの木馬」と言うウィルスが仕込まれたメールを受信することがある。
このメールの場合、ファイルが添付されており、これをクリックすると自己解凍型と言って実行形式になっておりウィルスがパソコンに入り込み活動できる状態となる。
このウィルスは、成りすましとか、遠隔操作とか、踏み台とか言われており、サーバーへの攻撃に使われたり、書き込みに使われたり、不正アクセスに使われたりする被害が出ている。
送信元が疑わしいメールに添付されたファイルを絶対クリックして開けないようにしよう。
この対策としては、アンチウィルスソフトが有効である。