日本人に苦手な英語
我々日本人は中学校の時から英語を勉強しているのに、英語をしゃべるのは苦手である。それは英語教育が読み書きに重点をおいたもので、聞く・話すの教育・訓練がされていないのが大きな理由のひとつと考えられている。
中学校から学んで来た英語だが、聞いたり話したりするのは難しい！
一般に、英語習得には次の４つの技能が必要とされている。
- リスニング（聞く）
- スピーキング（話す）
- リーディング（読む）
- ライティング（書く）
我々が学んできたリーディング、ライティングに偏重した教育が、文字から理解する英語となってしまい、リスニングスキルに必要とされる音からの英語でいことが聞き取りや話すことを非常に難しくしている。
英会話が上達するには、これまでの目からの英語を耳からの英語に変えることが必要である。これにはリスニング、スピーキングの時間を増やして行くしかない。
リスニング・スピーキングスキルを向上させるには、まず、英語の音と日本語の音の違いを知って、毎日少しずつでも練習を続けて行くことが重要である。
英語の音の法則に慣れる
「英語の音の法則に慣れる」とは英語の発音方法、音の短縮、結合、イントネーション（発音の強弱、英語のリズム）など、日本語の音にはない英語特有の音を聞き発声してその音に慣れることである。
英語の音に慣れていない日本人は、日本語にない英語の音を聞いたとき、日本語の音として捉えようとするので、聞き取り出来ないことが多い。（日本語で表現できる音を探そうとする）
日本語には無い英語特有の音を聞き、発声を繰り返して行くと、その音に慣れて来るので、英語の発声が出来るようになる。
例えば、簡単な単語の発音でもappleの
、Japanの
、underの
のように少し違う音が日本語では同じ「ア」として聞こうとすると聞き取れない。
他にも日本人に聞きとりにくい音として、例えば、日本語発音にない、”r”と”l” “v”と”b”、”f”と”h”、”n”と”ng”などの音があり区別が難しい。
また、熟語の場合、音の結合が起きたり、短縮形、消音なども聞き取りを難しくしている。
更に文章になると、イントネーションが加わり単語への強弱を伴った発音となり、強弱のリズムで特に弱い音の聞き取りが難しくなっている。一方、我々日本人にはカタカナ英語で慣れていることで、その訛りを直すことも必要。これを直すにはリスニングをしながら発音練習を重ねることである。発音練習を重ねることが、次第に英語の音を英語のの音として脳が認識できるようになり、リスニング力が高まって行く。（英語耳とか英語脳とか言われる所以である）
英語の音の法則に慣れるには、まず発音の基礎（母音、子音など）を知り、発音練習をしてみる。単語から熟語、そして簡単な文章を何度も聞くようにする。熟語などは、短縮音、結合音、消音などを特に練習する。文章ではイントネーションに気を付けて練習する。更に、スピーキングでは我々が学校で習ってきた書き言葉と違った英語表現をするため、この表現にも慣れていくことが必要である。
話し言葉の語彙、慣用句に慣れる
英語では、話し言葉は書き言葉と違った表現をすることが多く、それらを知っていると、リスニング理解度、スピーキングの表現力には非常に役に立つ。
特に話し言葉では慣用句が多く用いられるため、簡単な単語の組合せで構成されているが、その意味を知らないと聞き取れても意味が理解出来ない。
例えば、（takeを使った慣用句では）
take after ・・・ ～に似る
take over ・・・ 引き継ぐ、取って代わる
take off ・・・ 離陸する、（衣服など）～を脱ぐ
take up ・・・ （新しい趣味など）～を始める
書き言葉では、「マイネームイズ」だが、話し言葉では、「マイネーミーズ」と聞こえる
これらの語彙、慣用句は覚えるしかないが、リスニングにより耳から覚えるのが良い。また、英語ニュースや英語ドラマをテレビなどで見ることも有益である。
英語での表現に慣れる
英語での表現に慣れるとは、例えば「私は駅へ行った」を英語で言う時に、「私は 行った 駅へ」と英語の語順で並べ、”I went to the station.”との表現となるように慣れることである。
このスキルは、リスニング訓練により習得が出来、次第に英語を聞いた順序で（英語の語順のまま）理解出来るようになるものである。
そして、スピードを徐々に上げて行くことでより速くリスニングスキルが身に付き、更なる上達が期待出来る。
これは同時にスピーキングスキルの向上にも効果がある。
リスニング訓練によりスピーキングスキルも向上する
リスニング力がアップして聞き取りが出来るようになれば、次は自分でこれまで得た知識を使って話してみる。最初は簡単な文章から始まり、やがては自分の意見を言うことが出来るようなって行く。
実際の練習には、話し相手が必要で、相手との会話の中で相手の意見を聞いて、自分の意見を表現すると言うことになる。
簡単なところでは、自己紹介から自分の得意な分野の話しをして、それについての色んな質問に自分の考え・感じ方などを表現することである。
また、逆に相手の得意な分野を聞いて、それに対し質問する形式で相手の考えを理解することでコミュニケーションを取る練習をする。
このような練習では、実際の相手がいて、相手を意識して話すことになるので、その時の雰囲気などが非常に影響する。例えば自分がうれしい時とか少し落ち込んでいる時では考え方も表現も変わってくる。
このようにリアルの会話は実際の感情も加味されるので実場面での英会話を想定した練習として非常に効果がある。
練習の場としては、英会話スクール、海外留学、オンライン英会話スクールなどがあるが、中でも、オンライン英会話では場所、時間が自由で、自宅や外出先から好きな時間にレッスンが受けられるのが特長である。
また、最近は格安オンライン英会話と称して100円/25分授業も登場しており、毎日受講しても月に3,000円程度の費用になったのはスピーキング練習の環境面での充実と言う意味で非常にありがたいことである。
スピーキングレッスンは、毎日少しでも続けることが大切で、オンラインレッスンでは、各個人の時間の都合に合わせ、出勤前の25分とか寝る前の25分、あるいは休憩時間に25分のレッスンを受けたりすることも出来る。
レッスンを受けるには、上記のリスニングで鍛えた英語の音の法則、語彙・慣用句などを総合的に活用した練習の場として行くのが効果を上げる秘訣である。
一方で、時間が許せば、留学・短期留学なども効果がある。１ヶ月程度の短期留学を行うことで英語環境に自分自身を置き、短期集中で英語を学習するのは非常に効果がある。
格安オンライン英会話レッスンでスピーキングの上達を
海外旅行は、初級の英語でも問題なく楽しむことが出来る。しかしながら英語の表現力をもっと高めることが出来れば旅はいっそう楽しくなる。
英語は慣れの問題、だから毎日少しずつでも聞いたり話したりすることが大切である。
それには、オンライン英会話スクールが有効である。オンライン英会話スクールでは、ネイティブスピーカーやフィリピン人講師によるマンツーマンの英会話レッスンを格安で提供している。
フィリピン人から英語を？不安になる必要はない。フィリピンでは英語は公用語となっており、世界で３番目に英語を話す人が多い国である。なぜなら、小学校から授業は全て英語で行っているため、高校卒業時には英語が母国語と同じレベルで話せるようになっているからである。
オンライン英会話なら、時間や場所に限定されず、いつでもどこでも英語のレッスンが出来るのがメリット
このようにフィリピン人講師によるオンライン英会話スクールは、低価格で品質の高い英会話レッスンを提供することが可能となり、これまでの英会話学習スタイルが、教材・英会話学校から自宅でのオンライン英会話レッスンへと変わりつつある。
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３．講師数が多くて、予約が取り易いスクールが良い・・・一般に各スクールで人気の講師は予約が取り難いのは当然だが、それでも講師の人数が多ければ、講師間の人気争い（給料にも影響する）で、次の人気講師が育ち、予約時に取り易くなる。また、予約も1週間先まで連続して先行予約が出来たり、都合が悪く受講できなかった分を後でまとめて受講出来たりするスクールがある。
４．講師は日本語を話せなくても良い・・・当スクールには「日本語を話す講師がいる」のは不要。他の外国語ならともかく、日本人は英語を少しは知っているので、英会話学校のように日本語での解説はいらない。分かっても分からなくてもとにかく英語で表現し聞取ることが英語に慣れるために望ましいことだと考える。また、日本語が話せると言っても、こちらが抱く疑問点に対し、日本語で十分説明が出来るほどの会話力を持合わせている講師は非常に稀で、逆に分からなくなる場合がある。
５．ポイント制か定額制のどちらが良いか・・・スクールにはポイント制と定額制の料金プランがあるが、ポイント制のメリットは、好きな日に好きなだけ受講できる自由度の高さである。これに対し、定額制のメリットは、毎日コツコツ続けて行けるところ。一般にポイント制のレッスン当たりの単価は、定額制に比べ高い。また、講師によって受講ポイント数が異なることも受講者にとってデメリット。受講者の都合にもよるが、定額制で毎日コンスタントに受講するのがベターと思う。
６．グループかマンツーマンのどちらが良いか・・・通常、英会話学校に通うとグループ学習となるが、クラス分けしても初心者には敷居が高い。その性か、最近のオンライン英会話はマンツーマンが主流となっている。しかしながら、グループレッスンでは他の生徒のいる中で実践に近い会話力を身に付けたり、他の生徒から良い意味での刺激が得られると共に、仲間意識、競争意識が更に英会話を楽しくさせてくれることもある。
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なお、本情報は各スクールの公式サイトおよびスクールへの問合せにより作成しております。記載内容については作成時点のもので、将来変更される可能性もあります。
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