4月11~19日はシンハラ・タミール正月にあたり、学校が休みであったため、南方面の周遊の旅に出た。周遊ルートは、コロンボ – ヒッカドゥワ – ゴール -マータラ – ティッサ – エッラ – キャンディ – コロンボ帰着の10泊11日の旅。
まず、コロンボフォートでインターシティバスに乗車し、ベントータにて下車。ここで学校のインストラクターが我々を出迎えてくれ、彼のスリーウィーラーで、ベントータ、インドゥルワなどを案内してくれた。
ここでは、赤ちゃんウミガメに触れたり、ウミガメを海に放したりすることが出来る。
この辺り一帯は、ウミガメ保護センターがゴール道路沿いに数件ある。
その後、テンプルなど数か所を案内していただき、ヒッカドゥワでゲストハウスを探して1泊した。
あくる朝、ヒッカドゥワ駅まで行き、列車の時間をチェック。10時過ぎの列車で、世界遺産の街ゴールに向かった。2等車の乗車券は自由席でRs.40/=(約36円)だった。
この日は正月の帰省客などで非常に混雑して空席はなかったが、約1時間の乗車でゴールに到着した。
ゴールで、宿を探すのに5~6軒尋ねた後、気に行ったゲストハウスを見付け、2泊することにした。
明くる日はスリーウィーラーをチャーターし、市内、近郊を周遊して、3時間でRs.2,000/=を支払った。
シンハラ・タミール正月の4月14日、ゴールからマータラまで列車で移動。この日は特別な日で、スリランカの上を太陽が通過するため、朝7:00から昼の2時過ぎまで、働くことも、食べることもしてはならない時間だそうだ。 したがって列車は外国人観光客と他の教徒(マスリム・キリスト教)の乗客のみで空いていた。
なるほど、頭の上を太陽が通るのだから、何か良くないことが起こりそう、と12時丁度に観察をしていたら・・・
マータラ到着するも、ゲストハウス、レストランは全て正月で閉まっていた。
中に親切なゲストハウスのオーナーが居て、「私のゲストハウスは万室だが、宿を探すのを手伝ってあげよう」と、バイクの後ろに乗り5~6か所のゲストハウスを見て廻った結果、ビーチに近いRs.1,500/=の家族経営の宿を見つけた。
ここから最南端の岬までは近い。
明くる日、ティッサマハーラーマまで移動し、2泊した。ここはヤーラ国立公園のサファリツアーの拠点だ。
サファリツアーは、値段がピンキリ。我々は1台、Rs.4,500/=と言う 格安(ローカルプライス)にて3名貸切ジープをゲット出来た。
また、ティッサはスリランカの聖地、カタラガマへの玄関口としても知られバスで30分で行ける。
翌朝、ティッサマハーラーマのバス停から8時のバスに乗り、エッラに向かった。
バスは1日2便しかないが、空いていた。3時間後、エッラに着き、またゲストハウスを探した。
幸い、5軒目で見晴らしのいいゲストハウスを見付けることが出来た。
エッラではウォーターフォール、DOWAテンプル、紅茶工場見学などがある。
その他、エッラロック、リトルアダムスピークの山登りなどを楽しめる。
しかし、山岳の涼しい気候なので、ゲストハウスでゆっくりして過ごすのもいい。
エッラで2泊して、バドゥッラへ移動。ここは山岳鉄道でもMUST-SEEの絶景だ。
写真はNine Arches Bridgeで多くの人がカメラを構えて列車を待っている。
バドゥッラでの宿探しは少し大変だったが、なんとか良いところを見付け、1泊した。
明くる朝、10時発のラジャダーニ(一等車)でバドゥッラからキャンディへ向かう。しかしながら、この列車はキャンディには寄らず、キャンディから6kmのペラディーニヤジャンクションでコロンボへ向かうため、この駅で降りることに。 ペラディーニヤで宿を探して1泊。
この車両は、1等車で乗客は我々3人以外、誰もいなかった。途中は高原の景色が続き、飽きることなく9時間の旅をすることが出来る。
この列車は3等車を連結しており、ローカルピープルで混雑している。ドアが開いているので、みんな振り落とされないよう手摺りにしがみ付いて乗っている。トンネルがあり、茂みがあり、切り裂いた岩があるので、非常に危険な乗車方法である。
明くる日は、スリーウィーラーでペラディーニヤ植物園に行き、その後バスでキャンディまで行った。キャンディで、仏歯寺および周辺を見学後、15時過ぎ、ペラディーニヤジャンクション駅から列車に乗り、コロンボへ帰着した。
旅行中の宿泊先を下記に示す。全て現地到着後探したが、今回は非常にラッキーでもあり、数件当たることで気に入った宿を見つけることが出来た。
下記はゲストハウスの料金(2名利用時の1室当り料金) :通貨単位はRs.1=約0.9円(Rs.3,000は約2,700円)
ヒッカドゥワ Rosand Wave :Rs.3,000/= (A/C,WiFi,HotWater,朝食なし)
ゴール(フォート)Secret Palace :Rs.4,000/= (A/C,WiFi,HotWater,朝食なし)
マータラ(SKタウンビーチ) Sun Shine House:Rs1,500./= (Non A/C,WiFi,CoolWater,朝食Rs.500/=)
ティッサマハーラーマ PALA Hotel :Rs.3,000/= (A/C,WiFi,HotWater,朝食Rs.450/=)
エッラ Rawana Holiday Resort :Rs.3,500/= (Non A/C,WiFi,HotWater,朝食付き)
バドゥッラ Welagama Holiday Inn :Rs.3,000/= (Non A/C,WiFi,HotWater,朝食Rs.295/=~)
ペラデニヤ(キャンディ)SILANKA HOLIDAY HOME :Rs.1,500/=(Non A/C,WiFi,HotWater,朝食なし)
私の場合、ゲストハウスを探す時の基準は、ホットウォーター、WiFi、A/C(エアコン)が整っているかどうかで、次に部屋を見せてもらい、清潔さ(掃除等が行き届き、シーツなどがきれいか)、広さ、テーブル・椅子などを確認する。地方や高地ではA/Cが設置されていない場合も多いが、その時は蚊帳(モスキートネット)などの有無を確認する。特に高地では夜は涼しくなり、天井ファンのみでも十分であるので、料金を考慮して決めると良い。
今回の旅では、A/Cがない部屋のみの料金では、1室2名利用で1泊Rs.1,500~3,000/=。A/Cが付くとRs.3,000~4,000/=の範囲であった。料金は宿泊時期(ピークシーズン、オフシーズン)などによっても変動するので、詳細は確認が必要である。
なお、スリーウィーラーで宿を紹介してもらうとドライバーにコミッション(宿がドライバーに払う紹介手数料)を支払うので、その分高くなる。自分で探せそうだったら、宿の多い近辺に止めてもらうか、または1軒を紹介してもらい、それを確保しておいて、近辺で更に良いところを探すと良い。(部屋を見せてもらい、「後で戻って来る」と言って出ると良い)
以降の記事では、今回の10泊11日の周遊旅行について、経験と役立つ情報などを紹介して行きたい。