最初にマンダレーヒルを訪れる。マンダレーの交通機関はバス、ピックアップ(トラックの荷台を乗客用に改造した乗り物)、バイクタクシーなどがあるが、マンダレーヒルへは、ピックアップで向かうことにした。(500チャット≒42円)
マンダレーヒルを臨む
マンダレーヒルはは標高236mの小高い丘。ここはマンダレーの聖地で、多くの仏塔が建っている。
頂上まで階段が続き、歩いて登れる。所要時間は1時間ほど。その途中で仏塔、仏像などを見ることが出来る。
マンダレーヒル入口の2頭の白いライオン像
マンダレーヒルに着くと、白いライオン像が見える。ここがマンダレーヒルの入口だ。ピックアップの降車位置が手前になることもあるので、その場合は、更に奥に進むと良い。
8mの仏陀像は地元では有名(Byadaikpay Paya)入口から階段を上がり、いくつかの仏塔(仏像)を過ぎると、8mの大きな仏陀増に辿り着く。
仏陀が指し示しているのはマンダレーの街。マンダレーの町を造ったミンドン王の前身であるサンダームキー(鬼)に来世を予言したと言う。
日本人戦没者慰霊碑にてお線香をあげる
第二次大戦中、旧日本軍は当時のビルマに侵攻し、敗戦までの間、多くの命を失うこととなった。
精霊に対する安らかな眠りと日本が2度と同じ間違いを犯さないようにお祈りして来ました。
私が訪れた時は、墓守らしき人がお線香を持って近寄って来た。お線香などの準備をしていなかったので、焼香後1,000チャット(約84円)をチップとして支払った。墓守によっては、チップを要求する行為など評判が悪いこともあるそうだ。お墓の守りをしてくれるのはありがたいが、せっかっくの慰霊に来て、嫌な思いをしたくないので、出来れば別のところで買って、準備をしておくのが良いかも知れない。
サンダームキー(女鬼)の像
更に登って行くと、サンダームキー(女鬼)の像がある。サンダームキーが仏陀にお布施として乳房を差し出すところ。後にミンドン王となって生まれ変わり、マンダレー王宮を造ることになったそうだ。
この
仏陀にお願いをする鬼の像
この階には中央とそれを囲む四隅に大きな仏塔がある。その四隅の仏塔毎に手を合わせてお願いをする鬼の像がある。鬼の像の後ろには更に小さな鬼が25体あるのがユーモラスで興味深い。
頂上の仏塔に到着
ゆっくり上って約2時間、ようやく頂上に到着。途中で写真を撮ったり、休憩したのでこれくらいの時間がかかった。ピックアップ(乗合いトラック)で頂上近くまで来て、エレベータで頂上に上がることも出来るが、全て階段があるので、楽に上がれた。また屋根もあるので、暑くなく雨が降っていても大丈夫。
この山頂の仏塔も金色に輝き非常に美しい。仏塔を囲む建物の壁面には鏡の小片を貼り付けており、全体的にキラキラしていてゴージャスな感じがする。
マンダレーヒル頂上からの眺望
頂上は広いテラスになっていて、マンダレー市街が一望できる。
写真は旧王宮とマンダレー市街がその後ろに見える。遠くにはエーヤワディ川が写っている。